「2歳・3歳を過ぎて、自分でしっかり歩けるはずなのに、外出先では抱っこばかりでなかなか歩いてくれない」といったお悩みはありませんか?
月齢が上がってくるにつれ体重も増え、抱っこで移動するのは本当に大変なときもありますよね…毎日本当にお疲れさまです。
この記事では、2歳・3歳が抱っこをせがむ理由やおすすめの声かけや対処法、お助けアイテムなどを紹介します。
毎日の育児の参考になればうれしいです!ぜひ最後までご覧になってくださいね。
2歳・3歳が抱っこをせがむ理由は?

普段、遊んでいるときは自分で歩いたり走ったりと好きなように動き回っているのに、お散歩やお出かけのときになるとすぐ“抱っこ”と甘えてなかなか自分の足で歩かない…。まずはその原因を探っていきたいと思います。
いくつか例を挙げていますが、子どもによっても、また時と場合によって理由はさまざま。参考程度にチェックしてみてくださいね。
不安・甘えたい

外出先で、漠然とした不安があったり「甘えたい」という欲求から、抱っこをせがむことが考えられます。
なじみのない場所に来たときや初めて会う人との場面で、歩かなくなる子どもも多いのではないでしょうか?
また、この月齢の子どもの成長は個人差が大きく、不安な気持ちをしっかり言葉にして伝えるのは難しい場合も。
気持ちを伝えて解決するより、抱っこしてもらうことで安心感を得ようとしているのかもしれません。
疲れた・退屈・眠い

「眠い」「暑い・寒い」などの生理的欲求や、疲れ、退屈さから歩くのをやめてしまう子もいます。
このくらいの月齢だと、まだ長時間歩く体力が身についていなかったり、眠気などの生理的な現象を我慢して行動するのが難しいときもありますよね。
抱っこしてもらって、そのあたりの欲求をかなえてもらおうとしている可能性もあります。
イヤイヤ期

2・3歳児にやってくるとされる「イヤイヤ期」も、抱っこばかりで歩かない原因のひとつかもしれません。
イヤイヤ期のときは、大人に何か指示されるとそれに拒否反応を示してしまうもの。「歩きなさい」と言われると「イヤ!」「抱っこ!」と反発してしまうかもしれません。
一方で、イヤイヤ期は自我の芽生えとともにやってくる発達に重要な過程。なんでも自分でやろうとする気持ちをうまく利用して、ひとりで歩かせる作戦に持っていけるといいですね。
帰りたくない・行きたくない

お出かけ先から「帰りたくない」もしくは「行きたくない」気持ちから、歩かずに抱っこをせがむケースも考えられます。
このくらいの月齢の子どもは、時間で決められて目的の場所に行ったり帰ったりするとき、どうしてもうまく気持ちを切り替えられないときもありますよね。
一般的に、月齢が上がってくるにつれ、しっかりお話をすることで徐々に理解してくれるようになるケースも増えますので、焦らずゆっくり見守っていけるといいですね。
赤ちゃんがえり

弟や妹など、下のきょうだいが生まれている場合、赤ちゃんがえりをして抱っこをおねだりしている子も多いようです。
2歳・3歳だと、まだママパパに甘えたい年頃ですよね。下の赤ちゃんが抱っこされているのを見ると、思わず「自分も!」となってしまう気持ちもわかります。
うまく時間で分けて抱っこしたり、下の赤ちゃんをベビーカーに乗せて歩くのもいいかもしれませんね。
歩かない子におすすめの声かけや対処法を紹介


「抱っこ!」と言われたらついつい「ダメ」と言ってしまいます。どんな声かけをしてあげればいいのでしょう?
子どもが散歩中歩かないで抱っこをせがんだら、頭ごなしに否定するのはNG。とは言え、大きく重くなってきた子どもを長時間抱っこし続けるのは体力的にもしんどいですよね…。
続いては、抱っこをせがまれたときにおすすめの対処法をいくつか紹介します。
それぞれの状況に合った声かけで、抱っこ大好きな子どもとの散歩をうまく楽しんでみてくださいね。
条件つきで抱っこしてみる

抱っこをするとき、少し条件を出して抱っこしてみるのはいかが?
例えば、「(行く先に見えている)あの看板まで抱っこしようか」、「10秒抱っこするよ。ママと一緒に10かぞえてみよう」など、子どもが楽しくなりそうな条件を出して抱っこして歩いてみましょう。
抱っこする前に丁寧に伝えてから抱っこすることで、いつまでもだらだらと抱っこする時間が減るかもしれませんよ。
気をそらす

子どもが「抱っこ!」とぐずり始めたら、関心を別のところへ向け気をそらせてみるのも有効的。
一緒に大好きな歌を歌ってみたり、道端に咲いている花や虫、看板などを指さしてみたり…少しオーバーに声を出してみることで子どもも注目しやすくなります。さまざまな手を駆使して子どもの抱っこしてほしい気持ちをそらしてみましょう(笑)。
安全な散歩道であれば、「影ふみごっこ」しながら歩くのもおすすめです!
「ママの影を踏みながら歩いてみて」と、ゲーム感覚で歩いてみると、子どもも楽しんで散歩してくれるかもしれませんよ。
家での抱っこ時間を設けてみる

外での【抱っこ攻撃】に困ったら、あえておうちにいるときに「抱っこタイム」を設けてみるのもアリです。
おうちであれば、ソファに座ったまま、楽な姿勢でのんびり抱っこしてあげられます。おうちでしっかり抱っこして甘えられる安心感があると、外では意外と自分で歩くようになってくれるかもしれませんよ。
お助けアイテムを使う

「いろいろ試したけれど、どうしても歩いてくれない!」というおうちは、子どもの抱っこや散歩がラクになる便利グッズに頼るのもアリです♪
それぞれのライフバランスに合わせて、お気に入りをさがしましょう。
便利アイテムについては、次の章で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
抱っこ大好き!な2歳・3歳とのお出かけに便利なグッズを紹介

まだまだ抱っこが大好きな2歳・3歳とのお出かけをラクにするお助けアイテムを紹介します。
子どもが気に入る方法で、毎日のお散歩を楽しくスムーズにできるといいですね。
ベビーカー
「比較的長距離を歩くことが多く、抱っこでの移動には限界がある…」というおうちには、ベビーカーがおすすめ。
大きくなった子どもをベビーカーに乗せるのは少し抵抗があるママパパもいるかもしれませんが、子どもをずっと抱っこして歩くのは本当に大変なときもありますよね。また、買い物をして荷物があるときなどは両手がふさがって抱っこができないときも。
そんなときはベビーカーをうまく活用しましょう。ずっとベビーカーに乗せるわけではなく、たまには荷物をベビーカーに置き、一緒にベビーカーを押して歩いてみたりしながらだと、子どもも運動できるしママの負担も減るし一石二鳥ですよ♪
耐荷重を確認して、大きくなっても乗れるものを選びましょう。下のきょうだいがいるおうちは、ふたり乗り用ベビーカーが便利ですね。

抱っこ紐
「とにかく抱っこが大好き!」「近所に短時間お出かけすることが多い」というおうちは、月齢が高くなっても使えるタイプの抱っこ紐はいかがでしょう?
あくまで抱っこの補助的な役割をする商品が多めですが、なかにはバッグとしても使える多機能タイプも登場しています。
毎日の抱っこ、これでママパパの負担を減らせるかもしれませんよ。

三輪車やキックボード
「抱っこが好きというよりは、歩くのが嫌」なタイプの子どもをお持ちの方は、三輪車やストライダー、キックボードなど、自分で乗れる乗り物を用意してみるのもいいかもしれません。
これなら自分の力で運動もできるし、ママパパもラクチンですね。
ただし、乗り物によっては公道を走ることが禁止されているものもあります。乗り物の対象年齢や説明書をよく読んで、正しく安全に使いましょう。
三輪車とストライダーについては、こちらの記事で詳しくチェックしてみてくださいね。
2歳・3歳の突然抱っこ卒業はNG!無理のない範囲で歩く練習を
こちらの記事では、2歳・3歳児が抱っこばかりで歩かない原因やおすすめの声かけ、対処法などを紹介しました。
子どもが抱っこをせがんだ場合、ある日を境に突然「抱っこはダメ!」と断るのは、子どもも混乱して逆にダダをこねてしまう可能性もあるので控えましょう。とはいえ、毎日抱っこして歩くのは負担が大きいですよね。
少しずつでいいので、自分で歩ける距離を伸ばして、毎日のお出かけがお互いストレスのないものになるといいですね。
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