A. 必ずしも昼寝は必要ではないので、あまり心配しなくても大丈夫。ママの体力的に大変なときは、生活リズムを見直してみるのも◎。
ご質問ありがとうございます。
2・3歳になると、お昼寝をする回数がだんだんと減ってくるお子さんもいます。成長の証でもあり、必ずしも昼寝は必要ではないので心配はありません。
昼寝が減る原因として、十分な夜の睡眠時間もありますが、活動量の増加、自我の芽生えによる遊びの優先などが挙げられます。
好奇心旺盛な2歳児にとって、日中の活動内容は刺激があり魅力的です。
昼寝は体や心を癒やす大切な時間
しかし、睡眠は体の発育と脳の発達に大きな影響があります。 また、昼寝は子どももママとパパにとっても、心身の疲れを癒やす大切な時間ともいえるでしょう。
昼寝をすることによって心と体が休まり、午後から夜眠るまでの活動時間、子どもは機嫌よく元気に過ごすことができます。
そうすると、ママのイライラするきっかけも少なくなりますよね。
いわゆるイヤイヤ期と重なる2歳前後の子どもがいる家庭では、子どもが昼寝をしないと体力的にもしんどいと思います。
毎日忙しく育児をしていると、子どものお昼寝タイムは心が休まる時間です。家事を進める、体を休める、趣味を楽しむなどの時間も作りたいところですよね。
気になる場合は生活リズムを見直してみましょう
この時期の子どもの1日に必要な睡眠時間は、約13時間です。夜の睡眠は11時間前後、昼寝が1〜2時間程度が理想的な時間となります。
昼寝をしないのは、夜の睡眠が長過ぎる可能性も。
2歳児で保育園に通っているお子さんの場合、朝7時〜9時に登園し、活動や散歩で体を動かしたあと、11時ごろから昼食、12時ごろには昼寝といった流れです。
園に通っていないお子さんも、就寝時間と起床時間を含め、規則正しい生活リズムを見直すと同時に午前中の過ごし方に工夫が必要と言えるでしょう。
早起きをし、午前中は外遊びや体を動かす遊びを積極的に取り入れ、「お昼には眠くなる状態」を作るようにすると◎。
昼寝も寝させ過ぎることなく、夜の就寝時間も決まった時間で寝られるようなリズム作りを少しずつ整えていきましょう。
生活リズムが整うことで、ママもパパも育児がより楽しくなっていきます。
しんどいときは一人で抱え込まず、周りの支援を上手に活用してください。支援センターの利用や、同い年くらいの子どもを持つママ友との情報交換をするのも心強いサポートになりますよ。
■回答してくれたのはこの方■
山之口 彩 先生
保育士、認定産後ドゥーラ。東京と沖縄の2拠点において、子育て支援活動の取り組み、産前産後の母親に寄り添い、家事や育児のサポートを行っている。
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