鉛筆はいつから?年齢別の持ち方の発達と練習ステップ

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「鉛筆っていつから持てるようになるの?」と気になる時期は、ちょうどお絵かきや書く遊びが増えてくるころですよね。とはいえ手指の発達には個人差があり、周りと比べて焦ってしまうこともあるかもしれません。

そこでこの記事では、年齢ごとの一般的な発達の目安や、自然に上手な持ち方へつながる練習ステップを整理してお伝えします。また、初めての鉛筆選びで失敗しないポイントや、人気の「くもんのこどもえんぴつ」の使い方も紹介。遊びの延長で、ムリなく楽しく取り組める方法をまとめました。

お子さんのペースを大切にしながら、今日から始められるヒントを見つけてみてくださいね。

鉛筆はいつから持てる?年齢別の発達目安

お絵かきやなぐり書きが増えてくると、「そろそろ鉛筆も持てるのかな?」と気になる場面が増えてきますよね。

実際には、手指の発達の速度や遊びの経験量による個人差がとても大きく、何歳までにできていなければいけないという基準はありません。ここでは、年齢ごとの“よくみられる傾向”をまとめています。

おおまかな流れを知っておくと、お子さんの今の状態に合わせてどんなステップを踏むとよいかイメージしやすくなりますよ

ここからは、年齢ごとに見られやすい持ち方の変化を具体的に見ていきましょう。

1歳ごろは「握り持ち」が中心になる

1歳前後は、物を「ぎゅっと握って動かす」動きが中心です。鉛筆を正しく持つ段階ではなく、太めのクレヨンを握って線を描く遊びがメインになります。

この時期は、書く形を整えるよりも“手の動きそのものを楽しむ”ことが大切。長い時間続ける必要はなく、机の上・床・お散歩帰りのメモなど、そのときの興味に合わせて気軽に楽しむ程度で十分です。

2〜3歳ごろに「つまみ持ち」が増えはじめる

2〜3歳になると、指先で物をつまむ動作がスムーズになり、「つまみ持ち」の形が少しずつ見られます

ただしまだ安定しにくく、日によって握り方が変わることも自然なことです。書く経験が増えることで、手の使い方が徐々になじんでいきます。

親が手を添えて直すよりも、太軸の筆記具を用意するなど“つまみやすい環境”を整えるほうが、無理なく良い持ち方につながります。

4〜5歳ごろに「三角持ち(鉛筆持ち)」へ移行できることが多い

4〜5歳ごろになると、親指・人差し指・中指を使った「三角持ち(鉛筆持ち)」が安定してくる時期です。ただし、この年齢でも個人差は大きく、絵が好きな子・手先を使う遊びが多い子は早く身につき、興味が薄い時期はゆっくり進むこともあります。

大切なのは、無理に矯正しようとせず、書きたい気持ちや遊びの中で“自然と使い慣れていく”環境をつくることです。

正しい鉛筆の持ち方を身につけるポイント

「正しい持ち方を教えたいけれど、どう伝えればいいの?」と迷うことは少なくありません。実は、親が言葉で細かく説明するよりも、環境づくりや道具の工夫で“自然に持ちやすくする”ほうが、子どもにとって負担が少ない場合があります。

また、姿勢の安定や手元の配置など、書く前の準備が整うだけで指が動かしやすくなることも多いです。

ここでは、無理なく上手な持ち方につながるポイントを3つにまとめました。

親が手を添えるより「つまみやすい道具」を使うほうが覚えやすい

持ち方を整えたいとき、つい大人が手を添えて誘導したくなりますが、指先の感覚を覚えるには“自分でつまめた”経験が大切です。

太軸の鉛筆や三角形の軸、指を置く位置が分かりやすい補助グリップなどは、軽い力でも自然と正しい位置に指が運びやすくなります。

道具の工夫で「持ちやすい状態」をつくると、子ども自身の気づきが増え、ストレスなく良い習慣へつながります。

姿勢を整えると自然と指が使いやすくなる

持ち方のクセが気になる場合、実は姿勢が原因になっていることもあります。

椅子の高さが合わず足が浮いていたり、机が高すぎたりすると、腕や手首に余計な力が入りやすく、指先の動きが安定しにくくなります。

  • 足がしっかり床または台につく
  • 机は肘が軽く曲がる高さ
  • 紙はやや斜めに置く

といった環境を整えると、肩や腕の緊張がやわらぎ、結果として鉛筆が持ちやすい状態になります

持ち方を直すときは「今の持ち方の良い点」から伝えると続けやすい

持ち方を修正するとき、いきなり「その持ち方はダメ」と言われると、子どもは意欲をなくしがちです。

まずは「しっかり握れているね」「力が入ってて線が書けているね」など、今できている部分を認めるひと言があると安心します。

そのうえで、「もう少し指をこう置くと楽に書けるよ」と“ちょっとしたヒント”として伝えると受け入れやすくなります。短時間の練習でも成功体験が積み重なり、自信につながります。

初めての鉛筆の選び方とおすすめ

初めて鉛筆を買うときは、種類が多くて迷ってしまいますよね。実は、小さな子どもが使いやすい鉛筆にはいくつか共通するポイントがあります。

無理に「正しい持ち方」を覚えさせるのではなく、“自然と持てる形・太さ・重さ”を選ぶことが大切です。

ここでは、初心者に向いた軸の形や芯の柔らかさ、人気の商品例をわかりやすく紹介します。

太軸・三角軸の鉛筆が初心者は持ちやすい

小さな手で細い鉛筆をつまむのは、実はかなり難しい動作です。

太軸や三角軸の鉛筆は、指を添える面が広くなるため、軽い力でも安定しやすいのが特徴。三角軸は“どこに指を置けばいいか”が自然と決まりやすく、初めてでも持ちやすい形です。

短めの軸もコントロールしやすいため、書く動きに慣れたい段階に向いています。

くもんのこどもえんぴつは段階的に選びやすい

「くもんのこどもえんぴつ」は、太さや芯の濃さがステップごとに分かれていて、発達や経験に合わせて選びやすいのが魅力です。

太くて握りやすい「6B」から始まり、書きやすさに慣れたら細めの「4B」「2B」へ進むなど、段階的にレベルアップできます。

専用の鉛筆削りもあり、芯が折れにくく書き味が安定しやすい点も初心者にとってメリットです。

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ほかの初学者向け鉛筆の選択肢も

「もちかたをサポートする鉛筆」を扱うメーカーはほかにもあり、指を置く位置が凹んでいるものや、極太で握りやすいものなど多様な選択肢があります

三角軸の一般的なえんぴつも十分使いやすく、普段の持ち方を“そっと補助する”程度に役立ちます。

どれを選ぶか迷ったら、お子さんが実際に手にしたときの反応を見たり、短時間でも安定して持てるかを基準にすると選びやすくなります。

練習のステップ

鉛筆の持ち方や書く動きを身につけるには、急に文字練習を始める必要はありません。むしろ、手首や指先が自然に動くようになる“土台づくり”が大切です。

子どもが楽しめる遊びの中に少しずつ書く動きを取り入れることで、負担なく続けやすくなります。

ここからは、初めての書く動きにぴったりなステップを3段階で紹介します。

線・丸・ぐるぐるを描く遊びで指の力を育てる

最初のステップは、自由に「線を引く・丸を描く」などの単純な動きを楽しむことです。

この段階では、握り方が少し不安定でも問題ありません。大きく描いたり、小さくまとめたり、腕や指を動かす経験そのものが土台になります。

おえかき帳はもちろん、チラシの裏や白い紙でも十分。気分が乗ったときに数分楽しむだけでも、手首の柔らかさや指の力が育ちます。

なぞり書きで力の入れ方をつかめる

線や丸を書けるようになったら、シンプルな「なぞり遊び」を追加してみましょう

なぞることで、鉛筆の押しつけ具合や手首の動かし方が自然と分かりやすくなります。太線をなぞるプリントや、線路のような道をたどる遊びは達成感が出やすく、子どもも集中しやすい傾向があります。

ここでも長時間の練習は不要で、1〜2回できれば十分です。

文字より前に「形をまねる」遊びで成功体験を積める

「文字を書く」より前に、三角・四角・簡単な絵など“形の模倣”を楽しむのもおすすめです。

文字は複雑で難易度が高いため、いきなり始めると負担を感じやすいことがあります。その点、形の模倣は結果が見えやすく「できた!」が増えやすいのがメリット。

書く経験そのものが楽しいと感じられると、自分から鉛筆を手に取る場面も増えていきます。

よくあるつまずきと対処法

鉛筆に慣れてきたころでも、「力が入りすぎる」「手首が返ってしまう」などのつまずきはよくあることです。これらは発達の途中で自然に見られる動きで、大きな心配はいりません。

少し環境を整えたり、道具を変えるだけでも改善しやすいため、親子で試しながら心地よい書き方を見つけていけると安心です。

力が入りすぎるときは太軸または柔らかい芯に変えてみる

筆圧が強くなりすぎると、線がガタガタしたりすぐに疲れてしまうことがあります。原因の多くは「細い軸を指で支えにくい」ことや「硬い芯が紙に引っかかる」こと。

太軸の鉛筆に変えると指の負担が軽くなり、B〜4Bなど柔らかめの芯を選ぶとなめらかに書けるので力みが減ります

子ども自身が書きやすいと感じる一本に出会うと、自然に筆圧も落ち着きやすくなります。

手首が返るときは紙の位置を調整して負担を減らす

手首が内側に返ってしまう場合、紙の置き方が体に対して遠かったり、角度が合っていないことがあります

  • 紙を利き手側に少し傾ける
  • 体から近い位置に置く
  • 椅子の高さを見直す

といった調整だけで、手首の動きが滑らかになりやすいです。持ち方を直す前にまず環境を変えてみると、自然に安定するケースが多くあります。

持ち方が安定しないときは遊びの中で微細運動を増やす

持ち方がふらつく背景には、指先の力や動きがまだ育っている途中というケースもあります。

ビーズ通し、シール貼り、洗濯ばさみ遊びなどは、指先を使う“微細運動”として効果的。楽しみながら手の動きを整えられるため、鉛筆を持ったときの安定感につながります。

「練習」というより、日常の遊びの延長として取り入れると続けやすいです。

子どものペースで楽しく鉛筆に親しめるように

鉛筆の持ち方や書く動きは、子どもによって進み方が大きく異なります。早さよりも「書くって楽しい」という気持ちが育つことのほうがずっと大切です。

うまくいかない日があっても、興味が向いたときに少しずつ経験を積んでいけば、自然な形で指先の動きが整っていきます。道具や環境の工夫でサポートしつつ、その子が心地よく取り組めるペースを大切にしてあげてください。

今日の“ちょっと書いてみよう”の積み重ねが、のびのびとした書く力につながっていきますよ。

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