ベビースキンケアのやり方とおすすめアイテム|基本習慣で肌トラブルを防ごう

「赤ちゃんのスキンケアって、何から始めればいいの?」と悩んでいませんか?とくに初めての子育てだと、わからないことだらけで不安になりますよね。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、ちょっとした刺激がトラブルにつながることも。

そこでこの記事では、ベビースキンケアの基本のやり方や、おすすめのアイテムをご紹介します。

大切な赤ちゃんの肌を守るために、基本からしっかり確認していきましょう!

ベビースキンケアのやり方|赤ちゃんの肌を守る3つの基本習慣

赤ちゃんの肌を健やかに保つためには、毎日のスキンケア習慣がとても大切です。

ここでは、スキンケア初心者の方でも実践しやすい3つの基本ステップを紹介します。洗浄・保湿・UVケアの順番で、赤ちゃんの肌をやさしく守っていきましょう。

STEP1|やさしく洗って肌を清潔に保つ

赤ちゃんの肌を健やかに保つために、やさしく洗って清潔にすることが大切です。赤ちゃんは汗をかきやすいため、そのままにしておくとあせもや湿疹の原因になることも。

ベビーソープはよく泡立て、泡でなでるように洗いましょう。首のしわやひじの内側など、汚れがたまりやすい部分も忘れずに。すすぎ残しがないように、ぬるま湯で丁寧に流すことも大切ですよ。

お風呂のあとは、清潔なタオルでやさしく押さえるように水分を取りましょう。ゴシゴシ拭くのは、肌を傷つけてしまうのでNGです!

STEP2|保湿でうるおいをキープする

洗ったあとの肌はとても乾燥しやすいため、すぐに保湿してうるおいを守ることがポイントです。

保湿剤にはローション、ミルク、クリームなどがありますが、使い心地や季節に合わせて選ぶとより快適にケアできます。暑い季節はさらっとしたもの、乾燥が気になる時期はしっとりタイプがおすすめです。

塗るときは、肌の上に少しずつのせてから、手のひらでやさしく広げてあげましょう。力を入れずに、すっとなでるような感覚でOKです。

量はケチらず、しっとりするくらいたっぷり塗るのが◎。ひじや足首、首のしわなどは忘れやすいので、意識して塗りましょう!

STEP3|紫外線から肌を守る

赤ちゃんとお出かけする際は、紫外線対策も忘れずに行いましょう

日焼け止めは無添加・低刺激のベビー用を選ぶのがおすすめです。汗やこすれで落ちやすいため、こまめな塗り直しを心がけましょう。顔だけでなく、首や腕、足など露出している部分にも忘れずに塗ってくださいね。

また、帽子やベビーカーのサンシェードなど、日差しを防ぐアイテムを併用するのも◎。帰宅後は、日焼け止めをやさしく洗い流し、肌に負担を残さないようにしましょう。仕上げに保湿も忘れずに行うことで、肌のうるおいをしっかり守れますよ!

なぜベビースキンケアが必要なの?

赤ちゃんの肌は、大人と比べてとても薄く、水分を保つ力も未熟です。そのため、ちょっとした刺激でも肌トラブルが起こりやすい状態にあります。

ここでは、ベビースキンケアの必要性について解説します。なぜ毎日のスキンケアが大切なのか、しっかり理解しましょう。

赤ちゃんの肌はデリケートでトラブルが起きやすい

赤ちゃんの肌は大人の約半分ほどの薄さしかなく、水分を保つ力やバリア機能もまだ十分に発達していません。そのため、乾燥や摩擦、汗、よだれなどのちょっとした刺激でも、肌トラブルが起きてしまうことがあります。

乳児湿疹やおむつかぶれ、あせもなどは多くの赤ちゃんが経験するトラブルのひとつ。こうした肌トラブルを未然に防ぐためにも、毎日のスキンケアがとても大切なんです。

スキンケアは新生児から始めよう

赤ちゃんのスキンケアは、生まれてすぐの新生児期から少しずつ始めていきましょう

肌トラブルがまだ起きていないと、「今はまだ何もしなくても大丈夫かな」と思う方もいるかもしれません。でも、肌を守るためには予防のケアがとても大切なんです。

お風呂のあとに保湿をする習慣を早くからつけておくと、赤ちゃんもスキンケアに慣れやすくなりますよ。

スキンケアは一時的なものではなく、新生児期から幼児期、そしてその先まで意識して続けたいケアです。日々の積み重ねが、赤ちゃんの肌を健やかに育てる土台になりますよ。

保湿ケアのポイント

ここでは、赤ちゃんの肌をやさしく守るために押さえておきたい保湿ケアの基本ポイントをご紹介します。毎日の習慣に取り入れて、肌トラブルの予防につなげましょう。

気になるときにこまめに保湿する

赤ちゃんの肌は季節を問わず乾燥しやすいため、1日1回の保湿では足りないこともあります。お風呂あがりのケアに加えて、肌の様子を見ながら日中もこまめに保湿してあげましょう。

着替えのタイミングや、肌がカサついているのに気づいたときなど、ちょっとした瞬間にサッと塗れると◎。「気になったらすぐ保湿」を意識することで、肌トラブルの予防につながりますよ。

しっとりするくらいたっぷり塗る

保湿剤はしっかり塗ることがポイントです。少量ではうるおいが足りず、乾燥を防ぎきれないこともあります。

保湿剤を肌の上に数か所置いてから、手のひらでやさしく広げるのがおすすめ。ゴシゴシこすらず、なでるようにすべらせましょう。塗ったあとの肌がツヤを帯びて、うるおって見えるくらいがちょうどいい目安。

首のしわや耳のうしろ、ひじ・ひざの裏などは塗り忘れが起きやすいので、意識して塗るようにしましょう。

UVケアのポイント

ここでは、日常的に取り入れやすいUVケアの基本をご紹介します。ちょっとした工夫で、赤ちゃんの肌をやさしく紫外線から守ることができますよ。

たっぷり塗ってこまめにケア

日焼け止めは、しっかりとした量を使ってこまめにケアすることが大切です。顔にはおでこ・ほほ・鼻・あごなどに分けてのせ、そこからやさしく広げていくのがおすすめ。腕や脚も、内側と外側に数か所のせて、手のひらで包むようにくるくるとのばしましょう。

力を入れてこすらず、なでるように塗るのがポイント。耳のうしろ、首すじ、足の甲など、つい見落としがちな部分も紫外線が当たりやすいので忘れずに。

日焼け止めは汗やこすれで落ちやすいため、外出時は2〜3時間おきにこまめに塗り直すと良いでしょう。

日差しはバランスよく取り入れて

紫外線はできるだけ避けたいものですが、日光をまったく浴びない生活も赤ちゃんにとってはよくありません。日差しを適度に浴びることで、骨の成長に欠かせないビタミンDが自然に作られるためです。

完全に遮るのではなく、朝や夕方など日差しがやわらかい時間に、短時間のお散歩をしてみましょう。外の空気に触れることで、赤ちゃんの気分転換にもなりますよ。

ベビースキンケア選び方チェックポイント

赤ちゃんのスキンケアアイテムは、成分や使用感をしっかり確認して選ぶことが大切です。ここでは、スキンケアアイテムを選ぶときに意識しておきたいポイントを紹介します。

無添加・低刺激が基本

赤ちゃんの肌は刺激にとても敏感なため、スキンケアアイテムはできるだけ余計な成分を含まない、シンプルでやさしい処方のものを選びましょう。

合成香料や着色料、アルコール、パラベンなどが無添加かどうかをチェックするのがポイントです。気になる方は「パッチテスト済み」などの表示も参考にすると◎。

オーガニック製品でも合わない場合があるため、初めて使うときは少量から試してみてください。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、使用感までしっかり確認しておきましょう。

保湿アイテムの種類を確認

赤ちゃんの保湿ケアには、ローション、クリーム、ワセリン、オイルなどさまざまなタイプがあります

ローションは全身の保湿に使いやすく、季節によってさっぱりタイプとしっとりタイプを使い分けるのがおすすめ。

乾燥が気になる部分には、クリームやワセリンを重ねて塗ると、うるおいがしっかり守れます。口まわりやおむつまわりの保護にはワセリン、ピンポイントの保湿にはオイルも便利。

肌の状態や使用シーンに合わせて選んでみてくださいね。

おすすめのベビースキンケアブランド

「赤ちゃんにぴったりのスキンケアアイテムって、実際どれを選べばいいの?」そんな方のために、信頼できる人気ブランドを3つ厳選してご紹介します。

いずれも赤ちゃんの肌をやさしく守るために作られた商品ばかり。使いやすさや成分のやさしさを重視したい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

babybuba

babybubaは、日本生まれのオーガニックベビースキンケアブランドです。天然由来成分を99%以上使用し、合成香料や着色料、石油系界面活性剤などは一切不使用。フランス産ラベンダーをはじめ、厳選されたオーガニック植物の力を活かした処方で、赤ちゃんの肌をやさしくケアします。

泡で出てくる全身シャンプーや、スプレー式のローション、使いやすいプッシュタイプのオイルなど、毎日のケアがしやすいパッケージ設計も魅力。肌へのやさしさと使いやすさの両方にこだわって作られています。

babybubaは、はじめてのスキンケアにぴったりなラインナップがそろっているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

ミキハウス UVケアシリーズ

ミキハウスのUVケアシリーズは、生後3〜4か月の赤ちゃんから使える低刺激処方の日焼け止めです。ノンケミカルで、香料・着色料・アルコールを使わない「4つのフリー処方」で、肌へのやさしさにこだわっています。

特徴的なのは、日陰に入るとUV防御効果が回復する独自成分「酸化チタン(Yチタン)」の働き。日陰に入ると紫外線防御効果が回復するリカバリー機能があるため、こまめに塗り直せないときにも心強い味方になりそうです。

さらに、植物由来の保湿成分を配合し、UVケアと保湿ケアが同時に叶うのも魅力。汗や水にも強く、石けんで落とせる手軽さもうれしいですね。忙しい外出先でも使いやすく、日常使いにぴったりのアイテムです。

アロベビー

アロベビーは、日本国内で開発・製造されたオーガニックスキンケアブランド。天然由来成分を99%以上使用し、石油系界面活性剤やアルコール、合成香料など刺激になりやすい成分は不使用。新生児から使える低刺激処方が魅力です。

保湿ケアの定番「ミルクローション」は、しっとりなじむ高保湿タイプで、無香タイプとやさしいアロマの香りの2種類を用意。さらに、紫外線や虫対策ができる「UV&アウトドアミスト」や、お風呂でも使いやすい泡タイプの「ベビーソープ」など、用途に応じたアイテムが揃っています。

アロベビーについてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック!

毎日のスキンケアで赤ちゃんの肌をやさしく守ろう

ここまで、赤ちゃんのスキンケアの基本的なやり方や保湿・UVケアのポイント、アイテムの選び方についてご紹介しました。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートだからこそ、日々のちょっとしたケアが大きな違いを生みます。毎日のスキンケアを習慣にすることで、肌トラブルの予防にもつながりますよ。

赤ちゃんの肌をやさしく守るには、毎日のスキンケアとアイテム選びがとても大切です。
成分や使用感にこだわった信頼できるブランドを選べば、ケアの時間がもっと楽しくなりますよ。


■監修の先生■

濵野 翔 はまの しょう 先生

杏林大学医学部卒。小児科医。アレルギーと呼吸器を専門とした小児科「ベスタこどもとアレルギーのクリニック」院長。


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