赤ちゃんが生まれてから初めて迎える冬や、寒い地域に引っ越したばかりのおうちは、赤ちゃんのために室内の温度や湿度をどうすればいいか、どんな服装で過ごせばいいか悩みますよね。
まずは、快適な室温などを専門家の先生が解説したこちらの記事をチェック!
赤ちゃんが過ごしやすい温度や湿度に保つためには、どんなアイテムを使えばいいのでしょうか?
赤ちゃんが過ごす室内の暖房おすすめ4選
まずは赤ちゃんと過ごすお部屋の暖房について詳しく解説していきます。
地域によって外気温や湿度は異なるので、お住まいの地域の暖房事情なども調べたうえで、おうちに合った暖房器具を使ってくださいね。
エアコンで安全にあたたかく
赤ちゃんと過ごす部屋を安全に暖めるには「エアコン」が便利。
床に置くタイプの暖房器具だと、万が一赤ちゃんが触ってしまったりするとやけどの危険性もあり、使うのをためらう人も多いはずです。
エアコンなら安心して使えますし、温度設定やタイマー機能などを使って快適な室温を維持することも可能。
注意点としては、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないよう、寝る場所やエアコンの向きをうまく調整しましょう。
床暖房で足元からぽかぽかに
続いて、足元から部屋を暖める「床暖房」もおすすめ。部屋の中に余計なものを置かずに暖房できるのもうれしいポイントです。
ただし、赤ちゃんと過ごす部屋で床暖房を使用する際には注意点も。
ねんね期の赤ちゃんは床暖房の上には直接寝かせず、必ずマットや布団などを敷いてから寝かせましょう。
詳しくはお住まいの床暖房の注意事項などをよく確認するようにしてくださいね。
床暖房はお金がかかるので、ホットカーペットを使うのはアリですか?
ホットカーペットも冬の足元暖め対策に一役買ってくれるアイテムですが、床暖房とくらべて、部屋全体を暖める効果はそれほど期待できません。
また、こちらも低温やけどの危険性があるため、ねんね期の赤ちゃんと過ごす部屋で使用する際には注意が必要です。
詳しくはそれぞれの商品の取扱説明書をよく読んでから使うようにしましょう。
石油ファンヒーターで芯からあたたまろう
寒い地域の暖房には「石油ファンヒーター」が欠かせないアイテムです。
エアコンだけではカバーしきれないほど冷える日は、芯から暖まるパワフルな暖房がありがたいですよね。
特に赤ちゃんがいる床付近をすばやく暖めてほしいときにはとても便利な製品ですが、赤ちゃんが誤って触ってしまったり、近づきすぎないように気をつける必要があります。
サークルやゲートで仕切って少し離れた場所に置くか、ファンヒーター自体にも対策を。
電気ヒーターはお風呂場の暖房で活躍
風呂場や廊下など、限られたスペースを暖めるには「小型の電気ヒーター」が活躍します。
特に脱衣所は意外と盲点で、ほんの少ししかいないからといって油断していると、赤ちゃんが冷えたり風邪をひいてしまう要因になりかねません。
赤ちゃんが触らないよう注意は必要ですが、軽くて持ち運び可能、さっと短時間使いたいときにぴったりなアイテムなので、赤ちゃんがいるおうちには1台あるとなにかと便利かも⁉︎
暖房以外でもできる!赤ちゃんとあたたかく過ごすお部屋づくりの簡単テク
続いては、暖房器具以外でできるお部屋の防寒対策を紹介します。
赤ちゃんと過ごす部屋を冷やさないために何ができるのでしょうか?
床にはマットを敷く
赤ちゃんがいるおうちでは定番のマット。
主にごっつん防止のために使っているおうちが多いと思いますが、冬には足元の防寒対策に一役買ってくれます。
ジョイントマットやプレイマット、防音マットなど、種類はさまざまありますが、どの商品も床がむき出しになっている部屋よりは赤ちゃんの足元を冷やさずに過ごせるといえるでしょう。
窓に断熱シートを貼る
赤ちゃんのいるおうちでは、窓の防寒対策をするのもおすすめ。
断熱シートや結露防止のシートを貼るだけでも、窓からの冷気がシャットアウトされ、冷えにくい快適なお部屋作りをサポートしてくれますよ。
断熱シートは窓の種類によって使用の可否が異なるので、事前に確認してから購入するのが◎。
赤ちゃんが過ごす部屋は加湿も忘れずに!おすすめの加湿方法を紹介
冬の乾燥した時期、どうやって湿度を保てばいいか分かりません!
冬は寒さに加え、乾燥対策にも気を配らなければなりませんよね。乾燥は肌トラブルを引き起こしたり、風邪などの感染症の原因にもなりかねません。
続いては、お部屋の加湿について解説していきたいと思います。
加湿機能つき空気清浄機で部屋全体をきれいに
まずおすすめなのが「加湿機能つき空気清浄機」。
空気清浄機に加湿機能がプラスされたものは、一台で空気の清浄と加湿が両方できるので部屋もごちゃごちゃせず見ためもすっきり置けますね。
加湿器の加湿方法はさまざまあり、なかには赤ちゃんから離して使うほうが安全なタイプのものもあるので、念のため赤ちゃんが近づけない位置に設置するのが◎。
濡れタオルなどで乾燥対策を
濡れタオルや洗濯物を部屋干しするのも、赤ちゃんの加湿対策として効果的です。
加湿器を使うよりも部屋全体の湿度を上げられる効果も期待できるので、外で干せない洗濯物を赤ちゃんの過ごす部屋で干すのが一石二鳥。
窓際ではなく、できるだけ部屋の真ん中付近で部屋干しすると、洗濯物も早めに乾き、部屋全体を加湿しやすくなりますよ。
冬の赤ちゃん室内での服装は?おすすめ商品も紹介
続いて気になるのが「赤ちゃんの室内での服装」。
外は寒いけれど暖房が効いている室内では、赤ちゃんにどんな服を着せたらいいか迷いますよね。
ひとつずつ見ていきましょう。
基本は肌着+服で
冬の室内での赤ちゃんの服装は、肌着に厚すぎない服を着せるのが基本です。
肌着の種類は月齢によってタイプが変わってくると思いますが、いずれにしても赤ちゃんには肌触りがよく吸水性に優れている素材の肌着に服を着せ、気温に応じて重ね着をさせて調整しましょう。
服は裏起毛などのあたたかいものを着せたほうがいいですか?
裏起毛やボア生地など、寒い日はあたたかそうな服を着せてあげたくなる気持ちも分かりますが、汗っかきな赤ちゃんには暑すぎるかもしれません。
裏起毛素材は汗を吸収しにくく、いったん汗をかくと内側が濡れた状態になりがち。そのままでいると逆に冷えて風邪を引いてしまう、なんてことも考えられます。
裏起毛の服は冬の外出着として使い、特に暖房が効いた室内では、厚めの服は控えて薄手の服を重ね着してこまめに暑さ寒さを調整するようにしましょう。
あったか素材の肌着も◎
特に寒い地域では、綿100%やキルト生地などあったか素材で作られた肌着を着せるのもアリです。
そのときに注意したいのが肌触りや吸水・吸湿性。
先ほどもお話した通り、体温調節が未熟で汗っかきな赤ちゃんが快適に過ごせるように直接肌に触れるものは素材にこだわりたいところ。
また、あたたかい素材の肌着を着せた場合は、赤ちゃんが暑くなりすぎないよう、服や暖房で調節してあげるようにしましょう。
寝るときはスリーパーが便利
赤ちゃんの寝室のおともに欠かせないのが「スリーパー」です。
「着る毛布」とも呼ばれるスリーパーは、布団をかけても寝相が悪くコロコロ転がってしまう赤ちゃんにはぴったりな商品ですね。
特に、1歳を過ぎてセパレートタイプのパジャマを着るようになると、お腹の冷え対策として活躍。
1歳の冬パジャマについては、こちらで詳しく解説していますので、併せてチェックしてみてくださいね。
寝ている間寝室は暖房をつけっぱなしにしておいたほうがいいですか?
寝室の暖房は、住んでいる地域にもよりますが、冬パジャマ+スリーパーで寝ていて寒くないかどうかで判断するのが◎。
赤ちゃんは布団をはいでしまう可能性があるので、その状態で赤ちゃんの体全体が冷えているようなら、迷わず暖房を使用しましょう。
逆に、首の後ろを触ってみて赤ちゃんが汗をかいているようなら暑すぎるサイン。
暖房の設定温度やタイマー機能をうまく活用して、快適な温度を保ってあげられるといいですね。
室内での寒さ対策をして赤ちゃんとの冬をあたたかく過ごそう
いかがでしたか?
体温調整が未熟で風邪を引きやすい赤ちゃん。寒い冬はあたたかく過ごさせてあげたいですよね。
室内での暖房や加湿には、定期的な換気も必要です。
そのたびに部屋がまた冷えてしまうと気になってしまうかもしれませんが、過剰に暖房したり厚着をするとかえって赤ちゃんが暑くなってしまうので、赤ちゃんの様子をこまめに確認しながら、快適な環境で寒い冬を乗り切っていけるといいですね。
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