「お箸の練習って、いったいいつから始めればいいの?」と迷っているパパやママも多いのではないでしょうか。
周りのお子さんと比較して焦る気持ちも出てきますが、子どもの成長には大きな個人差があります。焦らず、その子のペースを大切にしてあげましょう。
この記事では、お箸の練習開始のサインや進め方、親子で楽しくトライするコツをわかりやすくまとめています。お子さんの成長に合わせて、一緒にチャレンジしてみませんか?
お箸の練習開始時期に明確な決まりはない!

お箸の練習を始めるタイミングには、厳密なルールや年齢の目安はありません。
子どもによって成長スピードや興味の持ち方が異なるため、始めるタイミングもさまざまです。
早い子もいれば、ゆっくりペースの子もいますよ。子どもの様子を見ながらタイミングをはかりましょう。
お箸の練習を始めるベストなタイミングは?

年齢にこだわるより、「やってみたい!」という子ども自身の意欲や、手先の発達具合に注目するのがポイントです。子どもが自然にお箸に興味を持ったときがチャンス!
日常生活の中でいくつかサインが見られるので、親がゆっくり観察してあげましょう。無理やり始めるより、子どものタイミングに合わせたほうがスムーズに進みやすくなります。
ここからは、代表的な「始めどきサイン」を紹介します。
子どもがお箸に興味を持ち始めたとき

お箸の練習は、子どもが興味を持ったときが絶好のタイミング!興味を持っている状態なら、「やってみたい」という意欲が自然にわいてきます。
たとえば、大人の動きをじっと見て真似をしようとする姿が見られたら、始めどきのサインです。無理に教えようとせず、まずは使ってみたい気持ちを大切にしましょう。
スプーンやフォークを使えるようになったとき

スプーンやフォークが上手に使えるようになったら、お箸の練習を始める良い目安になります。これらの道具を使いこなせるということは、手や指の動きがある程度発達してきた証拠です。
正しくスプーンやフォークを持っていれば、お箸の持ち方にもつながりやすくて◎。
いきなり難しいお箸からではなく、慣れてきた道具からのステップアップとして考えると、子どもも戸惑いませんよ。
園での練習が始まる時期に合わせて

保育園や幼稚園でお箸の練習が始まる時期に合わせて、おうちでも少しずつ取り入れてみるのもおすすめです。
集団の中での練習は刺激になり、「みんなと一緒にやってみたい」という気持ちにもつながります。園でお箸を使う場面が増えてきたら、無理のない範囲で練習を始めてみましょう。
園と家庭で連携できると、子どもも安心して取り組めますよ。
お箸の練習を始める前にチェックしたい3つのポイント

お箸の練習をスムーズに始めるためには、事前に子どもの発達具合をチェックしておくことが大切です。
とくに、指先の動きや持ち方、普段の手の使い方などを観察すると、練習の準備ができているかが見えてきます。ここでは、始める前に確認しておきたい3つのチェックポイントをご紹介します。
指先の発達をチェック

お箸の操作には、親指・人差し指・中指の3本がしっかり動かせることが大切です。小さなシールを貼ったり、ビーズをつまんだりする遊びの中で、指先の動きをチェックしてみましょう。
グーからチョキへスムーズに手の形を変えられるかもひとつの目安。こうした動作が無理なくできるようであれば、お箸の練習を始める準備が整っているサインです。
スプーンやフォークの持ち方をチェック

スプーンやフォークが使えるようになってきたら、持ち方にも注目してみましょう。上から握る持ち方から、鉛筆のように指先で支える持ち方に変わってきたら、お箸の練習を始める目安になります。
この変化は、指先の動きが発達してきたサイン。日常の食事の中で持ち方を観察し、安定してきたら次のステップに進みましょう。
日常生活での手先の器用さをチェック

お箸の練習を始める前に、日常生活での手の使い方にも注目してみましょう。服のボタンを留めたり、チャックを上げ下げしたりといった動作がスムーズにできるようなら、指先のコントロールがしっかりしてきた証拠です。
お絵かきや折り紙など、細かい作業が集中してできるかどうかもポイント。普段の生活の中で「手先が器用になってきたな」と感じたら、お箸の練習をスタートしてみましょう。
お箸の練習をスムーズに進める3つのコツ

お箸の練習は、いきなり完璧を求めず段階を踏んで進めるのがポイントです。子どものペースに合わせた工夫が、上達への近道になりますよ。
ここでは、スムーズに練習を進めるための3つのコツをご紹介します。
段階的なステップで自然に慣れる
お箸の練習は、いきなり本物のお箸で始めるのではなく、段階を踏んで少しずつ慣れていくのが効果的です。最初はトレーニング用のお箸や補助付きのお箸を使い、つかむ感覚に慣れることからスタートしましょう。
その後、少しずつ補助を外して、最終的に普通のお箸へと移行するのがおすすめです。無理なくステップを分けることで、子どもも自信を持って練習に取り組めますよ。
子どもに合ったお箸を選ぶ
お箸の練習をスムーズに進めるには、子どもの手に合ったお箸を使うことがとても大切です。長さや太さが合わないと、持ちづらく使いにくいため、うまくつかめずに苦手意識が生まれてしまうことも。
年齢や手の大きさに合ったトレーニング箸を選ぶことで、動かしやすさが格段に変わりますよ。
できたらたくさん褒める
お箸の練習で何より大切なのは、「できた!」という達成感を子ども自身が感じられることです。そのためには、小さな成功でもしっかり褒めてあげることが大切。
たとえうまくつかめなかったとしても、「がんばってるね」「すごいね」と声をかけることで、子どものやる気がぐんとアップします。
たくさん褒めてあげてくださいね♪
子どもの発達段階に合わせたおすすめトレーニング箸を厳選!

お箸の練習を始めるなら、子どもの発達段階に合ったトレーニング箸を選ぶことが大切です。ここでは、初めてのお箸にぴったりなアイテムをブランド別に厳選してご紹介します。
EDISON

初めてのお箸にぴったりなのがエジソンのお箸。指をリングに通すだけで正しい持ち方が自然に身につき、子どもの成功体験をサポートしてくれます。
すべり止め付きの箸先で細かい食材もつかみやすく、連結構造で交差も防止。リングは取り外し可能なので、ステップアップもスムーズです。子どもの手に合った長さも選べて、食べる喜びがぐんと広がりそう。
コンビ

コンビの「はじめておはし」は、子どものやる気を引き出しながら成長に合わせて使えるトレーニング箸です。リングやサポート機能付きで、自然に正しい持ち方が身につきます。
ヒノキ素材のやさしい手ざわりや、すべりにくい加工で食べやすさもばっちり。段階的に使える3ステップ設計で、長く愛用できるのも魅力です。プラスチックタイプもあり、どちらも食洗器対応なのも◎。
ののじ

ののじ「はじめてのちゃんと箸」は、正しいお箸の持ち方を自然と身につけやすいトレーニング用のお箸です。2本のお箸がやわらかな補助パーツで連結される「てつなぎ構造」を採用しているため、指の位置が安定し、変なくせがつきにくくなっています。
また、少ない力でもお箸を開閉できるバネ構造になっており、食べ物をつかみやすい設計です。子どもの成長や習熟度に合わせて補助パーツを付け替えられるので、段階を踏みながらステップアップしていけます。
スケーター

ステップで上達できるスケーターの「DXトレーニング箸」。やわらかい補助リングで自然に正しい持ち方が身につき、段階的にリングを外すことで大人箸への移行もスムーズ。
すべりにくい箸先で食べ物もつかみやすく、キャラクターケース付きで外食や園でも楽しく使えます。楽しみながら上達したいお子さまにぴったりの1本です。
お箸の練習は子どものペースでゆっくり進めよう
ここでは、お箸の練習を始めるタイミングや進め方、役立つグッズなどをご紹介しました。お箸の習得は一人ひとりのペースがあるため、焦らず見守ることが大切です。
うまくいかなくても、できたことをしっかり認めることで、自信ややる気につながります。段階的なステップや補助グッズを取り入れれば、負担を感じずに練習が続けられますよ。
親子で「できたね!」と喜び合いながら、楽しんで取り組んでいきましょう。
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