【あさり】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

コハク酸といううまみ成分が含まれているため、あさりのだしが効いたスープや味噌汁、ご飯などはうまみたっぷりでおいしいですよね。

ここでは、あさりの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のあさりはいつから食べさせていい?

あさりは離乳完了期ごろ、1歳~1歳半から食べることができます。あさりは加熱すると身がかたくなり、消化もしにくいため、1歳以降に赤ちゃんの様子を見ながら始めましょう。

与えるときはしっかりと加熱をしたあさりを細かく刻むなどして、食べやすい大きさにして与えましょう。

あさりの栄養は?

鉄やカルシウム、亜鉛、ビタミンB2などが豊富に含まれており、栄養価の高い食材です。

あさりの選び方は?

殻付きの場合

  • 貝殻の口が閉じているもの
  • 殻の表面がツヤがあり模様が鮮やかなもの

むき身の場合

ハリがあり、透明感があるもの

調理のポイント

離乳食には水煮缶のあさりが便利

水煮缶のあさりは、砂抜きなどをしなくてもそのまま食べられるため、離乳食で使うのに便利です。

ただ、塩分があるため、食べてみて塩気が強いと感じたら、お湯をかけるなどして塩抜きすると◎。

料理で使用するときもほかの調味料を控えめにするなど、ご自身で食べてみながら調整して与えるようにしましょう。

また缶汁にはあさりのだしが出てますが、塩分も含まれています。使用する際はあさりの身と同じころからスープやおかゆに調味料として少量ずつ加えるようにしましょう。

殻付きのあさりはしっかりと砂抜きを

殻付きの生のあさりを使用する場合は、しっかりと砂抜きをしましょう。

砂抜き済みのあさりも念のため、砂抜きをしてから使うと安心です。また、貝の殻には汚れがついているため、貝同士をこすり合わせてしっかりと水で洗いましょう。

冷凍保存のコツ

調理したあさりを小分け冷凍

月齢別にあわせた調理方法で調理したあさりを小分けにできる容器や小分けにして、フリーザーバッグなどに入れて冷凍すると1回分ですぐ使えるので便利です。

殻付きのあさりは砂抜きをして生のまま冷凍保存も

殻付きのあさりは、砂抜きをし、水気をふきとったものをフリーザーバッグなどの保存袋に入れて保存するのも◎。生のまま冷凍することで、うまみがアップします。

各時期別のあさりのやわらかさ・大きさの目安は?

離乳完了期

砂抜きし、加熱したあさりを3~4mmほどに刻んだもの。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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