Q.離乳食の衛生管理で大切なポイントを教えてください。

今回のご相談
離乳食を始めましたが、赤ちゃんの口に入るものなので今まで通りの調理方法で大丈夫か心配です。 衛生面での注意点などがあったら教えてください。

A.離乳食での衛生管理は通常の食中毒予防の3原則同様、食中毒菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」です。

1.「付けない」

まず離乳食を作る前、または調理中に生の肉・魚・卵を触った後は手洗いをしましょう。

調理器具・食器の洗浄は洗剤を使ってよく洗い、乾かします。生の肉・魚を調理したまな板・包丁はすぐによく洗って熱湯消毒を。できればまな板は“野菜・果物用”と“肉・魚用”を分けるとよいでしょう。

また、使用する野菜や果物のなかで、特に土つきのものはよく洗浄することが大切です。

2.「増やさない」

一度あげた離乳食の残りは菌が増殖する可能性があるので、親が食べるか処分しましょう。

3.「やっつける」

食材は必ずしっかり加熱するのがポイント(75度以上1分間)。

「離乳食だから」といって、特別なことをするのではなく、基本的な衛生管理を改めて思い出して調理していきましょう。衛生管理に気をつけて、安心安全な離乳食を作ってください。


■回答してくれたのはこの方■

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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