陣痛バッグと入院バッグを分ける理由は?それぞれの特徴や中身のチェックリストも紹介

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入院準備に欠かせない陣痛バッグと入院バッグとは?

出産のために入院する際に使う「陣痛バッグ」と「入院バッグ」。

どちらも分娩やその後の赤ちゃんとの病院での生活に必要なものをつめていますが、陣痛バッグと入院バッグはなぜ分けたほうがいいのでしょうか?

まずは、それぞれの特徴をみていきましょう。

陣痛バッグ

陣痛バッグとは、陣痛が始まり出産のため病院へ行くときに持って行くものを準備したバッグのことです。

陣痛中にひとりで持ち運びすることを考え、荷物はコンパクトに最小限必要なものを入れ、普段使いのリュックサック程度の大きさにまとめるのがベスト。

入院バッグ

入院バッグは、出産後1週間程度ある赤ちゃんとの入院生活で使うものを用意したバッグです。

産後のママのケア用品や赤ちゃんのお世話に欠かせないものまで詰め込むので、荷物は多め。大きめの旅行バッグやスーツケースなどに整理してまとめてもよいですね。

陣痛バッグと入院バッグを分ける理由は?別々にするメリットを解説

陣痛バッグと入院バッグ、ひとつにまとめて準備しちゃだめですか?

陣痛バッグと入院バッグ、どちらも病院で使うものだし、ひとつにまとめて準備するほうがラクチンだと思うかもしれません。

しかし、バッグを分けるのには理由があるんです。

陣痛バッグと入院バッグを分けたときのメリットを解説していきましょう。

メリットその1:必要なものを分けて整理できる

第一のメリットは、「そのときに必要なものをすぐに取り出せる」という点です。

出産時に必要な荷物と、赤ちゃんが生まれてからの生活に必要な荷物は別ものと言えます。

例えば、陣痛が始まった時点ではまだ赤ちゃんのおむつや肌着は必要ありませんが、入院の手続きのため印鑑はすぐに必要になるかもしれません。

このように、必要なときにさっと物を取り出せるように、陣痛バッグと入院バッグを分けておくと入院先での行動がスムーズにいけるでしょう。

メリットその2:急な陣痛でも身軽に行ける

続いてのメリットは、「急な陣痛にもすぐに対処ができる」こと。

陣痛はいつ、どこでやってくるか分かりません。突然の陣痛でひとりで病院へ向かわなくてはいけなくなったとき、重い荷物を持って行くのはとても負担のかかること。

陣痛バッグと入院バッグを分けておけば、陣痛バッグだけを持って身軽に病院へ行くことができますね。入院バッグは、あとからパパや家族に持ってきてもらいましょう。

メリットその3:産後の体でも荷物を取り出しやすい

最後のメリットとして、「産後に荷物を取り出しやすい」ことが挙げられます。

陣痛中もツライですが、ママの産後の体もなかなか思うようにならないものです。お腹の痛み、産後の疲れ、寝不足などで、ひとつひとつの動作がスローモーションになってしまったり…。

ベッドから起き上がって、荷物を取りにバッグのところへ行くのもひと苦労だったりするかもしれません。

そんなとき、バッグの中身が整理されていれば、物を取り出したりしまったりする動作が最小限の負担で済むことになります。

できるだけママのストレスを軽減できるように、陣痛バッグと入院バッグを分けて準備することをおすすめします。

陣痛バッグの中身チェックリスト

続いては、それぞれのバッグに入れておきたい必要なものをチェック!まずは陣痛バッグの中身から。

チェックリストはあくまで目安です。なかには、入院する病院からプレゼントされるアイテムもありますので、詳しくは病院の案内などを確認してから準備するのがおすすめです。

陣痛バッグの中身チェックリスト
・財布(現金、小銭)

・スマホ・スマホの充電器

・健康保険証

・病院の診察券

・母子手帳

・入院の必要書類

・印鑑、筆記用具

・パジャマ(前開きタイプのもの)

・産褥ショーツ、産褥パッド

・タオル

・軽食、飲み物

入院時に必要な書類

病院に着いたらすぐに提出できるよう、書類はファイルなどにまとめて陣痛バッグの中に入れておきましょう

産褥ショーツ・産褥パッド

産褥ショーツとは、産後直後から始まる悪露(おろ)の手当てのために必要なショーツのこと。クロッチ部分がマジックテープなどで開閉できる仕組みになっていて、いちいち脱がずにケアができるため産後直後から活躍します。

産褥ショーツにつけるのが産褥パッド。悪露対策のために必要です。

タオル

分娩時には予想以上に汗をかくこともあるので、フェイスタオルぐらいの大きさのものを2~3枚用意すると安心です。

軽食や飲み物

陣痛バッグのなかに、あらかじめ保存がきく軽食などを入れておくと便利。

病院では分娩のときから食事が出ると聞きました。それを食べればいいのでは?

確かに、入院した直後から食事が提供してくれる病院が多いですが、陣痛がつらくてごはんを食べられなかったり、陣痛の痛みで吐いてしまったりする人もいます。

陣痛がきてから出産するまでの時間はそれぞれ個人差がありますが、なかには丸1日以上かけての長丁場になる場合も。

陣痛バッグのなかに、簡単に食べられる栄養調整食品やゼリータイプの栄養補給食品などをしのばせておくといざというとき安心です。

また、ペットボトルにつけるタイプのストローは、出産時のマストアイテム!

キャップを取り外す手間が省け、さっと水分補給ができますよ。

入院バッグの中身チェックリスト

続いては入院バッグの中身をチェックしていきましょう。こちらは主に「ママ用アイテム」と「赤ちゃん用アイテム」に分けられます。

入院バッグがふたつになりそうだったら、ママ用バッグと赤ちゃん用バッグを分けて準備しても◎。

ママの荷物編

ママ用の入院バッグの中身チェックリストがこちら。

ママ用荷物チェックリスト
・予備のパジャマ

・予備の産褥ショーツ

・予備の産褥パッド(1パック)

・授乳ブラジャー

・母乳パッド、清浄綿(各1パック)

・お泊まりセット(洗面用具)

・バスタオル、フェイスタオル

・骨盤ベルト

授乳ブラジャーは、新生児との頻繁な授乳や産後の体のことを考えて、しめつけが少なく前開きタイプのものを選びましょう。

母乳パッドや清浄綿は、産後の母乳育児で活躍するアイテム。

骨盤ベルトは、産後の骨盤のゆるみを矯正するものです。病院の指示に従って適切なタイミングで装着しましょう。

着替えやタオルは多めに持って行った方がいいですか?

着替えやタオルなど、それぞれどのくらい持って行くかは、パパや家族の面会頻度によって変わります。

例えば毎日パパが病院に来てくれる環境なら、汚れた服を洗濯して持ってきてもらうことも可能なので、2~3セットあれば十分といえます。

しかし、仕事で頻繁に面会に来られない、または感染症対策で面会が制限されてしまった場合、ママは病院内にあるコインランドリーで自分で洗濯をする必要が出てきます。

産後の体で赤ちゃんをお世話しながらこまめに洗濯をするのは手間なので、その場合はあらかじめ多めに服を準備しておくと余裕をもって過ごせますね。

赤ちゃんの荷物編

赤ちゃん用の必要なアイテムはこちら。

赤ちゃん用荷物チェックリスト
・ベビー肌着

・ベビー服

・おむつ(1パック)

・おしりふき(1パック)

・かけ布団用バスタオル

・おくるみ

赤ちゃん用肌着やベビー服は、赤ちゃんが汚すことも考えて余裕をもって4~5セット準備しておくと◎。

おむつやおしりふきは病院内で購入できるところもありますので、事前に出産する病院の情報をチェックしておくと安心ですね。

陣痛バッグと入院バッグを用意してママになる準備を

出産が近づいてくると、赤ちゃんに会える楽しみとともに出産に対する不安もつきものですよね。

そんなときは、陣痛バッグと入院バッグの中身をゆっくり準備してみるのがおすすめ。

必要なものを少しずつ集め、整理していると、自然と心が落ち着いてママになる実感がわいてくるかもしれませんよ。

余裕をもって出産準備を済ませ、赤ちゃんとの出会いを心待ちにしていてくださいね。

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