ジュニアシートは何歳から使う？切り替え時期や選び方・おすすめモデルを解説

「ジュニアシートって何歳から使うの？」と迷っていませんか？

子どもの成長や体格に合ったシートを選ぶことは、移動中の快適さや姿勢の安定にもつながります。ただ、チャイルドシートを卒業するタイミングや、次に選ぶシートの基準は意外とわかりづらいですよね。

そこで、こちらの記事ではジュニアシートは何歳から使うのか、切り替え時期の目安や選び方、おすすめモデルまで詳しく紹介。初めての方も、買い替えを検討中の方もぜひ参考にしてくださいね。

ジュニアシートは何歳から使えるの？

ジュニアシートへの切り替えは、子どもの年齢だけでなく、体格や発達に合わせて判断することが大切です。

「そろそろチャイルドシートは卒業かな？」と思っても、早すぎる移行は子どもにとって負担になることも。ここでは、ジュニアシートは何歳から使えるのか、目安や判断ポイントを詳しく解説します。

一般的に3歳～10歳ころに使用するもの

ジュニアシートは、一般的に3歳ごろから10歳ごろまでの子どもが使用することを想定してつくられています。多くの場合、チャイルドシートの卒業後に使用され、体がある程度しっかりしてきたタイミングでの切り替えが目安です。

ただし、年齢だけで判断せず、子どもの体格や座ったときのシートベルトの位置も確認することが大切です。早すぎる移行は、うまくベルトがフィットせず、かえって危険な姿勢になってしまうことも。

3歳を過ぎて体がしっかりしてきたら、子どもの様子を見ながら無理のないタイミングで切り替えていきましょう。

目安は3歳以上・体重15kg・身長100cm前後

年齢だけでなく、子どもの体格に合っているかどうかでジュニアシートに切り替えるか検討することが大切です。

目安としては、3歳以上・体重15kg以上・身長100cm以上がひとつの基準になります。ジュニアシートは車のシートベルトをそのまま使って固定する仕組みなので、ベルトがしっかり体にフィットしているかが重要。

体が小さいうちはベルトが首にかかったり、ズレやすくなったりすることもあるので注意が必要です。購入前に子どもを実際に座らせて、様子を確認してみるのがおすすめですよ。

道路交通法上の着用義務は6歳未満まで

道路交通法では、6歳未満の子どもを車に乗せる際は、チャイルドシートやジュニアシートなどの「幼児用補助装置」の使用が義務づけられています。

子どもの体格に合った装置を使い、万が一のときのリスクを減らすためのもので、違反すると違反点数1点が科されることになります。

ジュニアシート何歳まで使える？

ジュニアシートの着用義務は法律上は、6歳未満までとされています。ただし、年齢だけで判断せず、体格に合わせて使い続けることが推奨されています。

目安としては、シートベルトが正しく装着できるようになる身長140cm程度までは、ジュニアシートの使用を検討しましょう。

チャイルドシートとジュニアシートの違い

チャイルドシートとジュニアシートは、使用する年齢や機能が異なります。切り替えのタイミングを見極めるためにも、チャイルドシートとジュニアシートのそれぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。

使用できる年齢と体重

チャイルドシートは、新生児から4歳頃までの子どもを対象にした座席で、体重の目安は9〜18kg程度。首や腰がまだしっかりしていない時期に、体全体をしっかり支える設計になっています。

一方、ジュニアシートは3歳〜10歳ごろまでの子ども向けで、体重は15kg以上が目安。成長に合わせて、大人用のシートベルトを正しい位置で使えるようにするための補助的な役割を果たします。

固定方法とシートベルトの使い方

チャイルドシートは、車のシートベルトやISOFIX（アイソフィックス）でしっかり固定し、子どもは専用のハーネスベルトで体を支えます。小さな体をしっかりホールドできる設計が特徴。ジュニアシートは、車のシートにそのまま設置して使い、子どもは大人と同じ3点式シートベルトで座るスタイルです。

構造やサポート機能の違い

チャイルドシートは、背もたれやヘッドレストがしっかりしており、子どもの体全体を包み込むような構造が特徴です。衝撃をやわらげるためのクッション性や、リクライニング機能が付いているモデルも多くあります。

一方、ジュニアシートは構造がシンプルで、背もたれがないものや、取り外し可能なタイプもあります。座面の高さを調整して、大人用のシートベルトが正しい位置にくるようサポートする役割を持っています。

ジュニアシートの種類は？

ジュニアシートにはいくつかのタイプがあり、用途や年齢、成長に合わせて選ぶことができます。ここでは代表的な3つのタイプを紹介するので、使いやすさや特徴をチェックしてみましょう。

ハイバック型

ハイバック型は、背もたれがしっかり付いたジュニアシートで、座ったときに子どもの体を安定させやすいのが特徴です。側面まで包み込むような設計になっているものが多く、特に横からの揺れや衝撃に強いのがメリット。

1〜11歳ごろまで対応できるモデルもあり、長く使えるのも魅力です。背もたれが取り外せるタイプなら、成長に合わせてブースターシートとして使い続けることもできます。

ブースター型

ブースター型は、背もたれのない座面のみのジュニアシートです。座面を高くすることで、子どもの体にシートベルトを正しい位置でかけられるようにサポートします。

コンパクトで持ち運びしやすく、車から車への移動や保管にも便利！体がしっかりしてきた年齢の子どもや、短時間の移動が多いご家庭に向いています。ただ、車のシートによってはズレやすく、姿勢が安定しないこともあるので注意しましょう。

チャイルドシート兼用タイプ

チャイルドシート兼用タイプは、1台でチャイルドシートとジュニアシートの役割を果たせる便利なモデルです。成長に合わせてパーツを外すことで長く使えます。

初期はハーネスでしっかり固定し、体が大きくなってきたらシートベルトでの使用に切り替える構造。買い替えの手間が少なく、コストも抑えられるので、長く使いたい方におすすめです。

ジュニアシートの選び方

ジュニアシートを選ぶときは、デザインや価格だけでなく、機能や取り付けやすさなどもしっかりチェックしましょう！ここでは、選ぶ際に確認しておきたいポイントを紹介します。

安全基準に適合しているか

ジュニアシートを選ぶ際は、その製品が国内の基準を満たしているかを確認しましょう。基準をクリアした商品には、適合マークやラベルが本体に表示されています。価格やデザインだけで選ばず、信頼性のある製品かどうかを見極めることが大切です。

車への取り付け方法

ジュニアシートは、車種やシートの形状によって取り付けやすさが異なるため、購入前に自分の車に合うかどうかを確認しておくのがポイントです。

一般的には、シートベルトで固定するタイプが主流ですが、取り付けに手間がかかることもあります。最近では、専用の金具に差し込むだけで装着できる「ISOFIX対応モデル」も増えており、初心者でも扱いやすいのが魅力です。

フィット感と機能性

ジュニアシートを選ぶ際は、子どもの体に合ったフィット感も重要なポイントです。シートが大きすぎたり、ベルトの位置が合っていなかったりすると、座り心地が悪くなり、長時間の移動が負担になってしまうこともあります。

また、リクライニング機能やヘッドレストの高さ調整ができるモデルなら、成長に合わせて使いやすさを保てます。実際に座らせてみて、しっくりくるかを確認してから選ぶのがおすすめです。

使い勝手やお手入れのしやすさ

毎日の送り迎えやちょっとしたお出かけで使うことが多いジュニアシート。だからこそ、「使いやすいかどうか」はチェックしておきたいところ。

乗せ降ろしがしやすい構造になっているか、ベルトの調整が簡単かどうかなど、日々の負担を減らせる工夫があるかをチェックしましょう。

また、シートカバーが取り外せて洗えるタイプなら、食べこぼしや汗などで汚れても手軽に清潔を保てますよ。

ジュニアシートおすすめ5選！買い替え・兼用モデルも紹介

ここからは、ジュニアシートのおすすめモデルを厳選して紹介します。長く使える兼用タイプや、成長に合わせて快適に使えるモデルなど、さまざまなタイプを紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

アップリカ　チャイルド・ジュニアシート

身長76cmから150cmまで使えるアップリカのチャイルドシート兼ジュニアシート。軽量でISOFIXに対応しており、取り付けもスムーズです。3つのサポート構造で側面からの衝撃にも配慮。

エクステンドシートやメッシュ素材を採用し、成長してもゆったり快適に座れます。背もたれは折りたたみ可能で、使わないときの収納にも便利ですよ。

コンビ　ブースターシート

コンビのISOFIX対応ブースターシートは、背中や腰をしっかり支える背もたれ付き。体にフィットする形状で座り心地にも配慮されています。背もたれは取り外し可能で、シーンに合わせて使い分けができるのもポイント。

シートベルトの位置を調整できるベルトポジショナー付きで、しっかりフィットさせやすい設計です。通気性の良いメッシュ素材や洗えるカバー、左右どちらにも付けられるドリンクホルダーなど、使いやすさも充実しています。

プッパプーポ　折りたたみチャイルドシート・ジュニアシート

プッパプーポのチャイルド＆ジュニアシートは、折りたたみ可能で持ち運びや収納にも便利なモデル。チャイルドモードからジュニアモードまで切り替えて長く使えます。ISOFIX対応で取り付けも簡単。

ヘッドレストは肩ベルトと連動し、レバーひとつで15段階に調節できるので、成長に合わせてしっかりフィットします。カバーやクッション、パッド類はすべて洗濯OKで、清潔に保ちやすいのもうれしいポイントです。

Jovikids　ジュニアシート

Jovikidsのブースターシートは、ISOFIX対応でしっかり固定できるジュニア向けシート。軽量＆コンパクトで持ち運びしやすく、車からの出し入れや保管もスムーズです。

厚みのあるクッションで座り心地にもこだわっており、長時間のドライブでも快適。シートベルトの位置を調整できるクリップ付きで、首元の圧迫感も軽減できます。カバーは取り外して洗濯できるので、お手入れもラクに続けられますよ。

ジョイー　ジュニアシート

Joieのハイバックジュニアシートは、3歳ごろから12歳ごろまで成長に合わせて長く使える一台。軽量設計で、車の乗せ替えもスムーズです。ヘッドレストは10段階で高さ調節ができ、衝撃から守るサイドシールドも搭載。

シートベルトの通し位置がわかりやすいベルトガイド付きで、初めての装着でも安心です。取り外して洗えるシートや、使わないときに収納できるカップホルダーなど、使いやすさも充実しています。

買い替えか兼用かで迷ったらレンタルで試すのもおすすめ！

ジュニアシートを買い替えるか、兼用タイプにするか迷っている場合は、まずはレンタルで試してみるのもひとつの手です。実際に車に取り付けて、子どもの座り心地やフィット感を確かめてから選ぶと、購入後のミスマッチを防げます。

レンティオなどのレンタルサービスを利用すれば、気軽に試せて便利。短期間だけ使いたい場合や、旅行時の一時利用にもぴったりですよ。

ジュニアシートは体格や使い方に合わせて選びましょう

ここまで、ジュニアシートは何歳から使うのか、選び方のポイントやおすすめモデルまで幅広く紹介しました。

子どもの成長に合わせて最適なシートを選ぶことは、移動中の安心感や快適さにつながります。年齢や体格、使うシーンに応じて、無理なく使える一台を選ぶことが大切です。

長く使えるか、取り付けやすいかなど、ライフスタイルに合った視点で比較してみてくださいね。