【れんこん】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

根菜類のなかでも栄養価が高く、秋から冬にかけての旬の時期には甘みが強くなるれんこん。ぜひ離乳食に取り入れたい食材ですが、ほかの野菜に比べてもやわらかくなりにくく、調理の際にはちょっとしたコツが必要です。

ここでは、れんこんの選び方や調理のポイントなどをご紹介します。

離乳食のれんこんはいつから食べさせていい?

離乳中期7~8か月ごろから食べることができます。れんこんは繊維が多く、加熱してもやわらかくなりにくい食材ですので、焦らずほかの野菜に慣れてから試してみましょう。

れんこんの栄養は?

れんこんはビタミンCが豊富です。水溶性のビタミンなので、煮汁ごと一緒に摂れる料理にすると、栄養を無駄なく摂取できます。

また、腸内環境を整えるとされる食物繊維や抗酸化作用のあるポリフェノールの一種・タンニンも多く含まれています。

れんこんの選び方は?

  • ずっしりと重みがあるもの
  • 色むらのないもの
  • 穴の部分が黒ずんでいないもの

調理のポイント

切ったら早めにアク抜きを

れんこんはアクが強い食材なのでアク抜きを忘れずに。繊維を断つようにカットしたれんこんを、水にさらしアク抜きをしましょう。

カットしたれんこんはすぐに変色するので、早めに水につけるのがポイント。

すりおろしたれんこんはとろみづけにも◎

中期や後期はすりおろしたれんこんを与えましょう。

加熱してそのままあげてもいいですが、スープやおかずのとろみづけに使うのもおすすめ。その場合、水溶き片栗粉よりとろみづけに時間がかかりますが、あまり長時間加熱するとれんこんがかたまってしまうので注意が必要です。

かきまぜてシャキシャキ感がなくなったぐらいで火を止めるのが◎。

冷凍保存のコツ

すりおろし加熱したれんこんを小分け冷凍

すりおろして加熱したれんこんを小分けの保存容器などに入れて冷凍すると便利です。

れんこんの大きさややわらかさの目安は?

離乳中期

皮をむき、すりおろして加熱する。調理のとろみづけに使用しても◎。

離乳後期

皮をむき、粗くすりおろして加熱する。

離乳完了期

皮をむいて加熱し、みじん切り~3mm程度に刻んだものを様子をみながら与えましょう。食べづらそうにしていたら、無理せずすりおろしたものを与えてください。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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