A. 入園までに食材表をチェックし、いろいろな食材を食べさせてみましょう。自分で食べるのが基本。でも上手に食べられなくても大丈夫!
私の保育園の例を紹介します。私の園は、離乳食は2回食になってから提供を開始としています。
初めて食べる食材はアレルギーの心配があるため、園で新しい食材を試すことはできません。ですから、私の園では食べられる食材も増え、離乳食に慣れてきた2回食からスタートとしています。
離乳食を提供するまでに、ご家庭でお願いしていることがあります。それは【食材表】の記録です。食材表とは、初期・中期・後期食で提供する食材をリストにしたものです。
こちらをすべて食べた段階で、離乳食を提供します。ですので、入園前の親御さんにはできる限り、さまざまな食材を食べてさせていただくことをお願いしています。なかには、食べる機会が少ない食材もありますので、計画的に進めてもらうことをオススメします。
上手に食べられなくても手づかみで口に運べればOK!
入園時期の月齢にもよりますが、後期食(カミカミ期)の場合は、できる限りでかまわないので自分で食べる練習(手づかみ食べ)を取り入れてもらえると保育士は助かります。
家庭の環境で、親御さんが口に運ぶことが多いとは思いますが、保育園では自分で食べることが基本となります。
上手にスプーンを持つなどは気にせず、ただ手づかみで口に運ぶことができればOK!食材をぐちゃぐちゃにしてしまうこともありますが、子どもは感触でも食事を味わっています。毎日頑張るのが大変であれば、余裕のある日だけでも大丈夫!
後期食で自分である程度食べられるようになってきたら、調味料も含めた食事にトライしていきましょう!とはいえ、まだ大人と同じ味付けはNG。薄味で、素材を味わうことが基本です。
■回答してくれたのはこの方■
阿部 亜梨紗 先生
Mlsa(メルサ)BB Nurseryschool代田園園長。保育士歴14年の経験を活かし、企業主導型保育園を運営。幼児教育も含め、これまで延べ500名ほどの子どもたちを担当し、子どもたちがよりよい環境で成長できる保育園を目指している。
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