「1歳になって歩けるようになったけど、外遊びのおもちゃって何を用意したらいいの?」「手軽に作れて小さい子でも楽しめるおもちゃがほしい」と感じたことはありませんか?
この記事では、1歳の外遊びに最適な手作りおもちゃの紹介や外遊びの注意点などをまとめています。
子どもとたっぷり外遊びを楽しみたいママパパは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1歳児の外遊びに手作りおもちゃが役立つ理由

1歳ごろの子どもは、ハイハイから歩行へと移行し、体を動かすことそのものに夢中になります。外に出ると室内よりも刺激が多く、風や光、地面の感触など、五感を使った学びが自然と得られます。

外遊びには手作りおもちゃがあったほうがいいですか?
もちろん、お店で売っているおもちゃで遊ぶのもいいのですが、ここに身近なものを使って手作りしたアイテムがあると、遊びの幅がぐんと広がりますよ♪
手作りおもちゃを使うメリットをいくつか紹介していきましょう。
手軽に遊べる
手作りのおもちゃの魅力は、なんといっても手軽さです。
ペットボトルや空き容器、段ボールなど、家庭にあるものを再利用できるため経済的。壊れても作り直しや修正がしやすいので、繰り返し遊べますね。
また、市販品に比べて「一緒に作る楽しさ」があるのもポイントで、親子でおもちゃ作りを体験すること自体が遊びの一部にもなります。
シンプルな動作を取りいれた遊びが楽しめる
手作りおもちゃは、動かし方や遊び方を発達に合わせてある程度カスタマイズすることができます。
この時期の子どもは「つかむ・放す・叩く・押す」といったシンプルな動作を繰り返しながら、指先の器用さや体のバランスを学んでいきます。おもちゃは複雑な仕掛けよりも、音が出る、動きがわかりやすい、といった単純なものが適しています。
また「自分でやってみたい」という気持ちが強くなる時期なので、大人が手助けしすぎず、自由に試せるおもちゃがあると、外遊びが一層楽しくなりますね。そんなとき、目的に合わせたおもちゃを手作りで作ってみるのもいいかもしれません。
成長に合わせてアレンジできる
手作りおもちゃには、子どもの成長に合わせてアレンジできる柔軟さもあります。
ひとつのおもちゃだと飽きてしまう子も、手作りおもちゃなら少し動作を難しくしたり大きさを変えてみたり、さまざまなバリエーションで子どもを楽しませることが可能。
また、誤飲しにくいサイズに調整したり、角を丸めてケガを防いだりと、安全性を工夫できるのも大きな利点です。
1歳向け・手作り外遊びおもちゃのアイデア集

身近な素材を使って簡単に作れるおもちゃは、1歳児の外遊びにぴったりです。高価な道具を用意しなくても、子どもは十分に楽しめます。
続いては、安全性に配慮しながらすぐに取り入れられるアイデアをご紹介します。
ペットボトルや容器を使ったシャカシャカおもちゃ

まずは、ペットボトル容器を使ったおもちゃはいかがでしょう?空き容器を使ってお手軽楽器の完成です♪準備するものはこちら。
- 小さめのペットボトル
- ビーズ・小豆・鈴など
- 接着剤(強力タイプ)
2.中にビーズや小豆をひと握り入れる。
3.キャップをしっかり締め、外れないよう接着剤で固定する。
振るとしゃかしゃか音が鳴り、赤ちゃんも大喜び間違いなし!?室内ではあまり大きな音を出しづらい場合もありますので、公園など外の広々とした環境でぜひ思いきりしゃかしゃかしてみてください。
また、ビーズを入れたペットボトルの中身を太陽の光にあててみるとキラキラ反射して目で見ても楽しめるおもちゃとなっていますので、ぜひ試してみてくださいね。
ビーズ自体は小さいものが多く、誤飲につながる危険性もあるので、ペットボトルに入れる作業は大人がおこない、完成したものを与えるようにしましょう。遊ぶときは大人が必ずそばで見守ってくださいね。

新聞紙ボール

市販のやわらかボールもいいですが、新聞紙で作るボールだと大きさも自由に作れて便利ですよ。準備するのはこちら。
- 新聞紙
- いらなくなった布
- ガムテープ
2.布で包んで、端をテープやリボンで留める。
新聞紙ボールの特徴は、やわらかくて投げやすい。公園など、汚れそうな場所でも気兼ねなく使えるのでいくつか作って持って行くのもアリです。
子どものお気に入りキャラクターの布を使ってみるのもいいかもしれませんね。

段ボールフリスビー

いらなくなった段ボールを使ってフリスビー遊びも楽しいですよ!布で巻くので赤ちゃんも持ちやすく投げやすい仕様になっています♪準備するものはこちら。
- 段ボール
- いらなくなった布
- ガムテープや布用両面テープ
2.まわりを布やテープで補強する。
円形の大きさや段ボールの厚さにより、飛ぶ距離や飛び方の様子も変わる手作りフリスビー。手作りならではの感覚を楽しんでみてください♪
水遊びや砂遊びに使えるカップじょうろ

夏場の水遊びや公園での砂遊びに最適なのがカップじょうろです。空き容器を使って手軽に作れちゃいます。油性ペンなどでお絵描きするのも◎。準備するものはこちら。
- ヨーグルトやプリンの空き容器
- キリやはさみ
2.水や砂をすくって持ち上げると、シャワーのように出てくる。
穴を開ける作業は危険がともなうので大人がやってあげましょう。開ける穴の大きさにより出てくる水や砂の勢いに違いが出ますので、複数使って見比べてみてもおもしろいかもしれません。
1歳ごろの子は、この「入れる」「出す」の繰り返し作業が楽しくて無限ループにはまるかもしれませんよ。
風や音を楽しむビニール袋遊び

風を受けてしゃかしゃか音が鳴るビニール袋も、子どもの好奇心を刺激するいいおもちゃのひとつ。ひと手間加えるだけで、さらにおもしろいおもちゃに大変身できるんです!準備するのはこちら。
- ビニール袋
- リボンやテープ
2.袋の口をテープでとめ、手で持てるようにする。
ビニールを持って走るだけでビニール袋のシャカシャカ音やリボンが風に揺れる光景が子どもを楽しませてくれます。
つけるリボンの長さは大人が調整し、子どもの足に引っかかったり首がしまったりしないよう気を付けましょう。
スズランテープやキラキラしたテープを使ってみてもおもしろいかもしれませんね。粘着型のテープなら、端をビニール袋につけ、あとは折り返してテープ同士をくっつけて使えますよ。

落ち葉や小枝を使った自然素材あそび

秋の季節は、公園にある落ち葉や木の実が立派なおもちゃに!
紅葉した葉っぱを拾って、一緒に「これはあかだね、こっちはきいろだね」とお話してみるのもいいですし、ビニール袋に落ち葉を入れガサガサ音を楽しむのもアリ。
小枝を集めて並べて「線路ごっこ」をするのも楽しいかもしれません。
また、どんぐりなどの木の実を空き容器に入れ、マラカスのようにして遊ぶのもおすすめです。家に帰ってからもどんぐりマラカスを使いたい場合は、どんぐりを一度持ち帰って煮沸消毒してからマラカス作りに挑戦してみましょう。
牛乳パックで作る簡単すべり台や的あて

牛乳パックも、1歳の外遊びの強い味方です。室内で遊ぶスペースがとれない場合でも、手軽に作ったものを公園などに持って行けば、開放感あふれる環境でのびのび遊べます。準備するものがこちら。
- 牛乳パック(2~3本)
- ガムテープ
- ボール
2.テープで固定し、少し傾斜をつける。
3.ボールを転がして遊ぶ。
また、そのままの牛乳パックやペットボトルをいくつか持って行き、それをボールで当てる的あて(ボーリング)も、少し月齢が上がってきた子どもとの遊びにおすすめです。外の凸凹した地面でやるからこその難しさがクセになるかもしれませんよ。
外遊びで手作りおもちゃを使うときの注意点

手作りおもちゃは工夫次第で楽しく遊べますが、外で使う際には安全面や環境への配慮が欠かせません。1歳児はまだ体の動きが安定していないため、大人がそばで見守りながら使うことが大切です。
手作りおもちゃの作り方や遊び方の注意点をまとめました。
安全に配慮する

手作りおもちゃを遊びに取り入れる場合は、安全面に配慮しましょう。
ポイントをいくつかまとめてみました。
- 小さな部品は誤飲の危険があるため使わない。
- ペットボトルや容器のフチはビニールテープでカバーし、ケガを防ぐ。
- テープや接着部分が外れていないか定期的にチェックする。
思わぬ事故を防ぐためにも、「大人の目で事前に確認する」ひと手間が安心して遊ぶためのコツです。
短時間で楽しめるおもちゃを作る

1歳児にとって外遊びは体力を消耗しやすいので、短時間から始めるのがおすすめです。
春や秋は20〜30分程度、夏場は涼しい時間帯を選び、帽子や水分補給を忘れずに。準備などに手間がかからず、さっと取り出してすぐに遊べるタイプのおもちゃを用意しましょう。
遊ぶ場所は、公園や庭先など安全に見守れる範囲を意識すると安心です。
成長に合わせてアレンジする

手作りおもちゃは、成長とともにアレンジを加えていきましょう。
成長に伴い、遊び方は大きく変化します。同じおもちゃでも、1歳前半は「振って楽しむ」、1歳後半になると「投げる」「並べる」といった遊びに発展していきます。
例えば、ペットボトルマラカスは最初は振って音を楽しむものから、徐々に的あてゲームのアイテムとして使ったり、新聞紙ボールは最初は地面を転がすだけのものが最終的にはキャッチボールのボールとして楽しむなど、少しずつでいいので子どもの発達とともに遊び方に変化を加えるのがおすすめです。
手作りおもちゃで外遊びをもっと楽しく
この記事では、1歳の外遊びのおすすめアイテムやおもちゃの作り方、遊ぶときの注意点などをまとめました。
1歳児の外遊びは、体を動かす練習だけでなく、自然に触れ、親子の関わりを深める大切な時間です。
親子で一緒に作り、一緒に遊ぶ体験は、子どもにとっても大人にとってもかけがえのない時間になります。無理のない範囲で手作りおもちゃを取り入れて、毎日の外遊びをもっと豊かに楽しんでみてください。
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