小さな子どもは、手で触ったり握ったりする遊びが大好き。そのなかでも人気なのが「粘土遊び」です。
ぐにゃっとした感触に夢中になったり、ちぎって丸めて形にしたりする姿は見ていてほほえましいですよね。でも「粘土って何歳から遊ばせていいの?」「口に入れちゃったら危なくないかな」と心配になるママ・パパも多いはず。
粘土は1歳ごろから取り入れられる遊びで、年齢に合わせて選ぶと安心して楽しめます。この記事では、粘土を始める目安の年齢や粘土の種類、安全に遊ぶためのポイントなどをまとめました。
これから粘土遊びを始めたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
粘土遊びは何歳からできる?

「粘土って、何歳から始めていいんだろう?」と迷うママ・パパは多いもの。実は粘土は1歳ごろから少しずつ取り入れられる遊びです。ただし年齢によって楽しみ方や注意点が変わるので、成長段階に合わせて遊ばせることがポイントですよ。
ここからは、年齢ごとの遊び方のポイントをまとめました。
1歳すぎから粘土遊びを取り入れよう

粘土遊びは、一般的に 1歳を過ぎたころから 取り入れられる遊びとされています。1歳を迎えると手の動きがぐんと器用になり、物を握ったりつまんだりする動作が増えてきます。この時期に柔らかい粘土を触らせると、感覚あそびとしても楽しめます。
ただし、まだ何でも口に入れてしまう時期でもあるので、誤飲の心配が少ない素材を選び、必ず大人がそばで見守ることが大切ですよ。
1歳は「こねる・ちぎる」で感覚を育てる

1歳前後の子は「形を作る」よりも、手で握る・ちぎる・丸めるといったシンプルな動きが中心です。粘土の感触を楽しむこと自体が学びにつながるため、手先の器用さや感覚の発達をサポートしましょう。
完成度の高い作品を作る必要はなく、「ぐにゃぐにゃして気持ちいいね」と声をかけながら一緒に楽しむのがおすすめ♪
2〜3歳は作品づくりや道具を使って遊ぶ

2歳をすぎると、少しずつ「形を作る」ことにも興味を持ち始めます。
丸や棒の形を作ったり、型抜きやローラーなどの道具を使うことで、遊びの幅が広がります。3歳ごろになると「ごっこ遊び」と組み合わせて、食べ物や動物を作るなど、想像力を活かした作品づくりも楽しめるようになります。
どんな種類の粘土があるの?

一口に「粘土」といっても、実は素材や特徴はさまざま。小麦粉やお米を使った食材由来のものから、油やシリコンを使った長持ちタイプまで種類が豊富です。
年齢や遊び方によって向き・不向きがあるので、特徴を知っておくと選びやすくなります。ここでは代表的な粘土の種類を紹介します。
小麦粉粘土
小麦粉と水、塩などを混ぜて作られる粘土で、やわらかく扱いやすいのが特徴です。家庭でも簡単に手作りでき、材料の配合を変えれば、より柔らかくしたり食紅で色をつけたりとアレンジも可能。
市販品も販売されており、初めての粘土遊びとして取り入れやすい種類です。万が一口に入れてしまっても大きな心配が少ないので、小さな子どもにも◎。
油粘土
油分を含んだ粘土で、空気に触れても乾かず固まらないのが特徴です。そのため繰り返し使えて経済的で、形を作ったり崩したりを何度でも楽しめますよ。ただ、ややベタつきや独特のにおいが気になることも。
幼稚園や小学校の図工でも定番の教材として使われており、子どもが自由に造形を試すのにぴったりです。2〜3歳以上になると扱いやすく、遊びの幅も広がりますよ。
お米粘土
米粉や水、塩を原料に作られた粘土で、しっとりとした手触りが特徴です。小麦粘土よりもややしっかりした弾力があり、形を作る遊びに向いています。小麦を使っていないため、小麦アレルギーのある子どもにも取り入れやすく、粘土遊びを始める時期の選択肢として人気!カラフルな商品も多く、見た目でも楽しめる点も魅力です。
紙粘土
紙の繊維(パルプ)をベースに作られた粘土で、水やのりを加えて柔らかく仕上げられています。手軽に購入できるうえ、軽くて扱いやすいのが特徴です。
乾燥すると硬くなり、工作や作品づくりに適しており、油粘土のようにいつまでも柔らかいタイプとは大きく異なります。乾いた後は絵の具で色を塗ることもできるので、仕上げまで楽しめるのも魅力。
ある程度しっかりこねられる 3歳以上 の子どもに向いており、創造力をのびのび発揮できる素材です。
寒天粘土
食品に使われる寒天と食用色素から作られた粘土で、アレルギーのリスクが少ないのが特徴です。ぷるんとした弾力があり、こねていくうちに手の温度で柔らかく変化する独特の感触を楽しめます。
水分を含みやすく乾きにくいため、じっくり遊びたい子どもにもぴったり。さらに手やテーブルにベタつきにくく、後片付けが比較的ラクなのもうれしいポイントです。
シリコン粘土
シリコン素材を使った粘土で、空気に触れても乾かないため繰り返し遊べます。さらに形を作った後に加熱すると固まり、作品として残せるのも魅力。
シリコンはベビー用品にも広く使われている素材なので、子どもが扱う遊び道具としても取り入れやすいです。さらに水に強い性質を持っているため、お風呂や水遊びのシーンでも楽しめますよ。
【年齢別】おすすめの粘土

粘土は種類によって特徴が異なるため、子どもの年齢や発達段階に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、1〜2歳と3歳以降に分けておすすめの粘土を紹介します。
1〜2歳|小麦や寒天粘土が始めやすい

1〜2歳ごろは、やわらかく扱いやすい小麦粉粘土や寒天粘土から始めるのがおすすめです。小麦粉粘土は家庭でも作りやすく、こねたり丸めたりする感触遊びにぴったり。
寒天粘土はぷるぷるした独特の質感が楽しく、こねるほど柔らかさが変化します。どちらも形を作るより感触を味わう段階の遊びに向いています。
3歳以降|お米やシリコンなど幅が広がる

3歳を過ぎると、指先の器用さが増して形づくりにも挑戦できるようになります。お米粘土はしっかりした弾力があり、動物や食べ物などを作る遊びに向いています。
さらに長く使える 油粘土 や水遊びもできる シリコン粘土 など、遊び方の幅が広がります。作品を残したい場合は 紙粘土 を選ぶのもおすすめですよ。
粘土遊びのメリットは?

粘土遊びは「楽しい」だけでなく、子どもの発達や親子の関わりにも良い影響があります。ここでは代表的なメリットを3つ紹介します。
手先や感覚の発達をうながす
粘土をこねたり、ちぎったり、丸めたりする動きは、指先や手の動きをたくさん使います。繰り返すことで手先が器用になり、感触の違いを楽しむことで五感の発達にもつながりますよ。
集中力や想像力を育てる
同じ素材でも形や色を変えて遊べる粘土は、子どもの想像力を刺激します。夢中で形を作ったり、完成を目指したりする時間が集中力を養うきっかけにもなるでしょう。
親子のコミュニケーションが広がる
親子で一緒に粘土を触っていると、「何作ってるの?」「この色混ぜてみようか」なんて自然に会話が増えていきます。作品を見せ合ったり、遊びの中で笑い合ったりすることで、ちょっとした時間でも楽しいコミュニケーションになりますよ。
粘土遊びの注意点は?

楽しく遊べる粘土ですが、安心して取り入れるためにはいくつか注意したいポイントがあります。まず小さな子どもは粘土を口に入れてしまうことがあるので、必ず大人がそばで見守ることが大切です。
また、小麦粉など食材を原料とした粘土は、アレルギーのある子どもには注意が必要です。気になる場合は別の素材を選ぶとよいでしょう。
さらに、テーブルや床にくっつくこともあるため、シートを敷くなど遊ぶ場所を工夫すると片づけがラクになります。遊び終わった粘土は乾燥や汚れで傷みやすいので、きちんと片づけて保管しておくことも忘れないようにしましょう。
年齢に合わせて粘土遊びを楽しもう
ここまで、粘土遊びを始める時期や種類の違い、メリットや注意点を紹介してきました。
粘土は年齢によって遊び方が変わっていくのが魅力。1〜2歳のころは「にぎる・ちぎる」といった感触あそびから始まり、3歳を過ぎると形づくりやごっこ遊びに広がっていきます。
成長に合わせて選ぶ粘土を変えながら、親子で一緒に楽しんでみてくださいね。



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