A.市販のお菓子はあげても大丈夫。ただ、時間や量などルールを決めてあげましょう。
毎日手作りのおやつをあげる…これは理想なのですが、とても難しいですよね。私もやっていませんでした(笑)。まず、幼児の間食の目安量ですが、「1日のエネルギー量の15%」程度です。
1~2歳ですと男児950kcal、女児900kcalですので、150kcal前後。
3~5歳ですと男児1300kcal、女児1250kcalですので、200kcal前後といえます。
おやつの目的・あげるとよいおやつについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
市販のお菓子はあげてもOK!ルールを決めましょう
市販のおやつについてですが、全くあげてはいけない…というわけではありません。もしあげるのであれば、時間・量などのルールを決めてあげましょう。
1. 時間
まず、“欲しがるときにあげる”というのは望ましくありません。おやつは4回(または5回)目の食事と一緒なので、まずは時間を決めましょう。
2. 手洗い・あいさつ
また食習慣を身につける機会でもありますので、手洗い・あいさつもきちんと行います。
3. 量
量については市販のお菓子であれば栄養成分表示がされていますので、エネルギー量を参考にどれくらあげたらよいかを判断してください。
ジュースの量ですが、「果汁100%のジュースを与えた場合、その半量の果物を食べたことになる」ので、例えば果汁100%のりんごジュースを100ml飲んだ場合は、りんごを50g食べたことになります。1歳半の場合1日の果物の量は80~100gまでなので、これをふまえた量の果物をあげるようにしましょう。
ただ、果汁100%のジュースと生の果物では摂れる栄養素も変わってきますので、果物をジュースばかりから摂るのではなく、果物としても摂るようにしましょう。
■回答してくれたのはこの方■
山本 理江 先生
管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。
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