【豆腐】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

たんぱくな味わいの豆腐は、消化吸収がよく、胃腸にやさしいので赤ちゃんのたんぱく源デビューにぴったりな食材です。

ここでは、豆腐の選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食の豆腐はいつから食べさせていい?

豆腐を食べさせることができるのは、離乳初期の生後5か月ごろから。まずはなめらかで飲み込みやすい絹ごし豆腐から始めましょう。

豆腐は表示が推奨されているアレルギー表示推奨品目の大豆を原料としているので、初めて食べる時はごく少量からスタートして、様子をみながら与えてください。

豆腐の栄養は?

大豆に含まれる良質なたんぱく質は、赤ちゃんの筋肉や骨を作るのに欠かせない栄養素です。

また、カルシウムやマグネシウム、鉄分なども兼ね備えた栄養満点の食材なので、ぜひ離乳食に取り入れたい一品ですね。

一般的に、木綿豆腐は絹ごし豆腐よりたんぱく質やカルシウムが豊富で、逆にビタミンB群は絹ごし豆腐のほうが多く含まれていると言われています。

美味しい豆腐の選び方は?

離乳初期は、赤ちゃんが食べやすい絹ごし豆腐を使いましょう。

木綿豆腐は離乳後期ごろから徐々に取り入れてみて。また、小分けパックタイプのものが、無駄なく使い切れるのでおすすめです。

調理のポイント

湯通しして殺菌する

生ものの豆腐をそのまま赤ちゃんにあげるのはNG。必ず加熱しましょう。

熱湯に豆腐を入れ、湯通しすることで殺菌され、安心して食べられるようになります。

だし汁などで短時間煮るのがおすすめ

豆腐は、水で長時間煮ると“す”が入り、ぼそぼそとした舌触りになることも。

短時間に済ますか、だし汁で煮るとなめらかな食感が味わえますよ。

電子レンジで加熱も可能

豆腐を加熱する方法として、電子レンジでの加熱方法も。その場合、そのまま加熱すると豆腐のなかにある無数の穴に潜んでいる空気が膨張して爆発するおそれがあります。

深さのある耐熱容器に入れ、豆腐がかくれるくらいの水を加え、ふんわりとラップをして加熱しましょう。

冷凍保存のコツ

豆腐は冷凍保存に不向きな食材

豆腐を冷凍すると、水分が抜け、色が黄色に変色したりぼそぼそした食感になりがちです。

赤ちゃんにとっては食べやすい状態とは言えないので、調理したてのなめらかなものを与えるのがベスト。

もし冷凍するなら、加熱してペースト状にしたものを保存袋に

どうしても冷凍保存する場合は、豆腐を加熱した後すり鉢でペースト状にしましょう。

保存袋に入れたものに菜箸などで筋目をつけ、1回分を小分けにした状態で冷凍保存します。ペースト状にすることでぼそぼその食感を軽減することができます。

各時期別の豆腐のやわらかさ・大きさの目安は?

離乳初期

絹ごし豆腐を湯通しし、裏ごしするか、すりつぶしましょう。

離乳中期

絹ごし豆腐を湯通しし、スプーンでつぶします。

離乳後期

豆腐を5〜6㎜角に切り、湯通しします。

離乳完了期

豆腐を1cm角に切り、湯通しして与えましょう。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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