A. ウインナー・ハム・ベーコンは1歳過ぎの離乳完了期から。最初は少量の味付けの1つとして与えるようにしましょう。
ウインナー・ハム・ベーコンは1歳すぎの離乳完了期から使うことができます。
しかし、塩分・脂質が多く、食品添加物も含まれることから、最初は少量を味付けの1つとして利用していくとよいでしょう。
ここでは、ウインナー・ハム・ベーコンの選び方や注意点、調理のポイントを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
選び方と注意点
肉加工品の選び方ですが、市販のウインナー・ハム・ベーコンの原材料には、発色剤・酸化防止剤・調味料・香辛料などの食品添加物や、塩分が多く含まれています。
離乳食で食べさせる場合はなるべく添加物の少ないものがよいので、裏面の表示を見てから選ぶようにしましょう。
ハム・ベーコンは主原料は豚肉なので、豚肉アレルギーが起こる可能性があるほか、その加工品の製造過程で原料の肉の結着材料として、卵・乳・小麦などのアレルギーを起こしやすい「特定原材料7品目」を使用している場合があります。
また、大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンなどの「特定原材料に準ずるもの(21品目)」が含まれる可能性もあります。ハムやベーコンを与える場合、原材料名を確認して、少量から始めましょう。
調理のポイント
調理の際は、茹でてから使用するのもポイント。茹でることで余分な塩分・脂分・食品添加物を少なくすることができます。
茹でてからお子さまに合わせた大きさに切って使うとよいでしょう。また、残った分は冷凍できますので、ラップに空気を抜いて包み冷凍保存します。
ウインナーには皮がパリッとしているあらびきウインナーがありますが、こういうタイプは噛み切りにくいので、皮なしウインナーを選ぶとよいでしょう。こちらも茹でてから食べやすい大きさに切って使いましょう。
■回答してくれたのはこの方■
山本 理江 先生
管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。
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