【アスパラガス】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

春が旬のアスパラガスは、緑黄色野菜のなかでもほどよい苦みと甘みがあり、肉や魚などと合わせて調理しやすいため、離乳食にぜひ取り入れたい食材のひとつです。

ただし、繊維質なため下ごしらえにはちょっとしたひと工夫が必要。

ここでは、アスパラガスの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のアスパラガスはいつから食べさせていい?

アスパラガスは離乳中期7~8か月ごろから食べることができます。繊維質なため、初期で与えるペースト状にしにくい食材といえます。

赤ちゃんの様子を見ながら、ほかの野菜に慣れてきた中期以降に食べさせてみましょう。

アスパラガスの栄養は?

アスパラガスには、その名の由来がアスパラガスからきているとされるアスパラギン酸が豊富です。アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、疲労回復や余分なアンモニアを体外に排出する効果が期待されています。

また、ビタミンや葉酸など、赤ちゃんにうれしい栄養素がつまっています。

アスパラガスの選び方は?

穂先がしまり、まっすぐ太く育ったものを選びましょう。切り口がみずみずしいものが新鮮な証拠です。

また、ホワイトアスパラは、日に当たらないよう盛り土をして栽培されたものです。グリーンアスパラと比べて栄養価がやや劣りますが、根元部分まで甘みがつまっているものが多いため、赤ちゃんの好みに合わせて使い分けてもいいでしょう。

調理のポイント

はじめのころは穂先部分を使いましょう

アスパラガスの茎部分は繊維がかたく赤ちゃんが食べづらいので、食べ始めのころは比較的やわらかい穂先や穂先周辺の部分を使うようにしましょう。

茎部分を与えられるのは、離乳後期ごろからです。

皮はピーラーでむくのが◎

アスパラガスの茎部分の皮は、離乳期にはむいてから調理するのがベスト。生の状態でピーラーでむくのが簡単ですよ。

ピーラーでむきやすくするため、太めのアスパラガスを選んでおくのもポイント。

冷凍保存のコツは?

すりつぶしたアスパラガスは製氷皿で冷凍するのが便利

中期などで作る粗くすりつぶしたものは小さじ1ずつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

各時期別のアスパラガスの大きさの目安は?

離乳中期

やわらかくなるまで茹でた穂先部分を粗くすりつぶして。

離乳後期

根元部分は皮をむき、やわらかくなるまで茹でたものを5mm程度に刻んで。

離乳完了期

根元部分は皮をむき、やわらかくなるまで茹でたものを1cm大に切って。

または、やわらかくなるまで茹で、3~4cm程度の長さに切った穂先部分を手づかみ食べメニューとして出しても◎。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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