Q.　赤ちゃんの部屋の適切な室温と湿度は？

A. 夏は室温25～28度、湿度40～60%、冬は室温は20～23度、湿度は50～60%が基準。服装でも調整を。

保育園では、季節に応じた適正温度に合わせて室温環境を整えています。また、季節ごとに子どもの服装選びにも注意が必要になります。ポイントをまとめたので参考にしてみてくださいね。

夏場

保育園では、室温は25～28度、快適な湿度は40～60%に保つことを基準にしています。

とはいえ、活動的に過ごす場合は28度ですと汗をかいてしまうので、臨機応変に対応することが重要です。

ご家庭ではエアコンを使用して、この目安に合わせて調整してください。その上で一番に気をつけたいのが、子どもの服装です。

目安の気温と湿度に調整していても、子どもの服装が適切でないと熱中症を引き起こす原因になりかねません。子どもの服装選びのポイントは、大人がちょうど良い服装からマイナス1枚と覚えておくと良いでしょう。

赤ちゃんは暑くても伝えることができないので、よく観察してください。体幹が熱くなっている場合は要注意！1枚衣服を脱がせたり、室温の確認をしましょう。

冬場

保育園では室温は20～23度、湿度は50～60%を基準としています。

赤ちゃんは、床に近い場所で過ごすことが多いので、床暖房を完備している園も多いかと思います。

ご家庭では、エアコンが主流になるかと思うので、目安の室温で調整してくださいね。冬場は特に風邪をひかないように、加湿することも大切です。50～60%の加湿で予防に繋がります。

また、親としては寒くないかを心配してしまいがちなのですが、子どもは薄着の方が快適に過ごせることが多いです。冬場に、室内でも手や足を衣類で覆ってしまうと体温の調節がうまくできないこともありますので注意してくださいね！

寒暖差にも気を付けましょう

保育園では、季節に応じた寒暖差についても配慮しています。

例えば夏場にお散歩から室内へ移動する場合、室内がとても冷えていたら身体が寒暖差についていけないことも。

まだ体温調節がうまくできない赤ちゃんだからこそ、寒暖差がないように気をつけることで、体調変化を助けることに繋がります。

■回答してくれたのはこの方■

阿部 亜梨紗 あべ　ありさ 先生

Mlsa（メルサ）BB Nurseryschool代田園園長。保育士歴14年の経験を活かし、企業主導型保育園を運営。幼児教育も含め、これまで延べ500名ほどの子どもたちを担当し、子どもたちがよりよい環境で成長できる保育園を目指している。

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