【もやし】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

味にクセがなく、肉や魚、卵に野菜など、幅広い食材と相性のいいもやし。

シャキシャキした食感が特徴ですが、赤ちゃんにはその歯ごたえが食べにくく感じられる場合があるので、調理にはちょっとしたコツが必要です。

ここでは、もやしの選び方や調理のポイントなどをご紹介します。

離乳食のもやしはいつから食べさせていい?

離乳後期9~11か月ごろから食べることができます。歯ごたえがある食材なので、はじめて与える際には赤ちゃんの様子をみながら、無理せず進めていきましょう。

また、もやしは味が薄いので、単品であげるよりほかの食材と混ぜて調理したものを食べさせるのがおすすめ。

もやしの栄養は?

90%以上が水分のもやしは、栄養がないと思われがちですが、余分なナトリウムや水分の排出を助けるカリウムが豊富。

白い茎の部分にはカルシウムも含まれているので、肉や魚など、ほかの食材とうまく組み合わせて食べさせていきたいですね。

もやしの選び方は?

全体がかためで、茎が白いものを選びましょう。傷みやすい食材なので、早めに調理するのが◎。

もやしにはいくつか種類があります。

緑豆もやし

最も多く流通しているもやしで、太めなのが特徴。

黒豆もやし(ブラックマッペ)

緑豆もやしよりもやや細い。

大豆もやし

緑豆もやし・黒豆もやしより太く歯ごたえがあるのが特徴。栄養価はほかのふたつより高めですが、大豆を発芽させたものなので、大豆アレルギーの赤ちゃんには与えられません。

離乳食の進み具合やメニューにより使い分けてみてください。

調理のポイント

豆やひげは取り除くと◎

もやしの豆やひげは、赤ちゃんが噛みにくいこともあるので、離乳期には取り除くのがおすすめ。包丁でカットするか、手でちぎってとりましょう。

長めに茹でましょう

大人用のメニューでもやしを使う場合は、シャキシャキした食感を残すぐらいの加熱時間で十分ですが、赤ちゃんには食べやすいようにいつもより長めに茹でましょう。

もやしがくたっとなって、指で簡単につぶせるぐらいになる程度が目安です。

冷凍保存のコツ

ゆでたもやしを小分け冷凍

ゆでて各時期のサイズに刻んだもやしを、小分けの保存容器などに入れて冷凍すると便利です。

もやしの大きさややわらかさの目安は?

離乳後期

豆やひげを取り除き、加熱したもやしをみじん切りにして。

離乳完了期

豆やひげを取り除き、加熱したもやしを5mm~1cm程度に刻んだものを与えましょう。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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