中華料理でよく使うチンゲンサイ。炒めたり、スープに入れたり、いろいろな料理に使えます。アクやクセもないため、赤ちゃんも食べやすい食材です。
ここでは、チンゲンサイの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。
離乳食のチンゲンサイはいつから食べさせていい?
離乳初期、5~6か月ごろから食べることができます。ただ、茎はかたいため、中期ごろまでは葉の部分を使いましょう。後期ごろからは茎の部分も食べることができます。
チンゲンサイの栄養は?
チンゲンサイは初期から食べることができる緑黄色野菜。βカロテンや鉄分、カルシウムのほか、葉酸、免疫力を高めるビタミンCなどさまざまな栄養素が含まれています。
チンゲンサイの選び方は?
- 茎が肉厚でハリがあるもの
- 葉が鮮やかな緑色
- 葉がハリがあるもの
- 葉がぎっしりとついているもの
調理のポイント
中期ごろまでは葉を使いましょう
茎はかたいため、中期ごろまでは葉のみを使いましょう。後期ごろからは茎も食べることができます。
繊維を断つように切ると◎
葉物類は繊維質なため、繊維を断ち切るように切ると、すりつぶしたり、裏ごししたりしやすくなりますよ。最初は繊維に沿って切り、次に垂直に切りましょう。
食べづらいときはとろみをつけましょう
葉物類は繊維質で飲み込みにくい赤ちゃんも。食べづらそうなときはとろみをつけてあげると食べやすくなりますよ。
冷凍保存のコツ
ペーストは製氷皿で冷凍すると便利
初期などで作るペーストは小さじ1ずつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。
茹でて各時期のサイズに切ってから小分け冷凍
離乳食時期に合わせた形状に茹でたチンゲンサイをラップに包んで保存したり、フリーザーバッグや小分けできる保存容器に入れて、小分け冷凍すると便利です。
各時期別のチンゲンサイの大きさの目安は?
離乳初期
やわらかくなるまで茹でた(20~30分)チンゲンサイの葉をすりつぶすか裏ごしをして、ペースト状にしたもの。水分でかたさを調節して。食べづらそうなときはとろみをつけると◎。
離乳中期
やわらかくなるまで茹でたチンゲンサイの葉をみじん切りに。食べづらそうなときはとろみをつけると◎。
離乳後期
やわらかくなるまで茹でたチンゲンサイの葉と茎を5mmほどの大きさに刻む。
離乳完了期
やわらかくなるまで茹でたチンゲンサイの葉と茎を、5mm~1cmほどの大きさに刻む。
■監修の先生
山本 理江 先生
管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。
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