【鶏ささみ】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

中期から食べられる鶏のささみ。鶏肉の中でも脂肪分が少ないので、初めて食べるお肉にぴったりな食材です。とろみをつけるなど工夫をするとお肉のパサつきも抑えられ、赤ちゃんも食べやすくなります。

ここでは、鶏ささみの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食の鶏ささみはいつから食べさせていい?

鶏ささみを食べさせることができるのは7~8か月ごろから。白身魚や豆腐に慣れてきたころからスタートしましょう。

鶏肉はアレルギー表示の義務対象にはなっていませんが、表示が推奨されている品目に指定されています。初めて食べる時は少量からスタートして、赤ちゃんの様子を見ながら与えてください。

鶏ささみの栄養は?

鶏肉の中でも特に高たんぱくで脂肪分が少ない鶏ささみ。ビタミンAなどビタミンも豊富に含まれています。また、消化もいいため離乳食期の赤ちゃんが最初に食べる肉類としてはぴったりな食材です。

鶏ささみの選び方は?

  • 透明感があり、きれいなピンク色のもの
  • 厚みとハリがあるもの
  • ドリップがないもの

調理のポイント

筋をしっかりとりましょう

鶏ささみの筋の部分はかたく、赤ちゃんが飲み込みづらいのでしっかり取り除いてから調理するようにしてください。

片栗粉をまぶして茹でる

茹でる前に片栗粉をまぶしてから茹でるとパサつきがおさえられて、しっとりとした食感に。

茹で汁にも鶏のうまみが出ていますので、ささみをすりつぶすときにのばすのに使ったり、野菜を煮るときのだしにもなります。

とろみをつけて与えましょう

鶏肉はどうしてもパサパサとしていて飲み込みづらい子もいるので、水溶き片栗粉を混ぜたり、おかゆなどとろみのある食べ物と一緒にあげると食べやすくなります。

冷凍保存のコツ

加熱した鶏ささみを小分け冷凍

使う分をラップに包んでフリーザーバッグに入れたり製氷皿に入れたりするなど、小分けにして冷凍するのが便利です。

電子レンジで解凍、加熱するときはパサつきやすいので水分を足して加熱するとパサつきをおさえられます。

各時期別の鶏ささみの大きさの目安は?

離乳食中期

筋をとり加熱した鶏ささみを細かくほぐしてすりつぶし、とろみをつけます。慣れてきたら細かく刻んでみましょう。

離乳食後期

筋をとり加熱をした鶏ささみを少し形が残るくらいにすりつぶすか、細かくほぐします。とろみをつけるなどして与えてみましょう。

離乳食完了期

筋をとり加熱した鶏ささみを5mmほどの大きさにほぐします。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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