ラーメンや冷やし中華、焼きそばなどに使用される中華麺。大人も子どもも好きなメニューによく使われますよね。
中華麺は小麦粉にかん水を加えて製麺したものです。
赤ちゃんに与える場合は、調理する際にいくつか注意が必要です。ここでは、中華麺を与えるときの調理のポイントなどをご紹介します。
離乳食の中華麺はいつから食べさせていい?

完了期、1歳~1歳6か月ごろから食べることができます。麺は噛みごたえがあり、赤ちゃんにはかたいため、やわらかく煮たものを与えるようにしましょう。
中華麺の栄養は?
エネルギー源の糖質や成長にかかせないたんぱく質のほか、ビタミン類も豊富に含まれています。
中華麺の選び方や注意点は?

完了期の赤ちゃんに与える麺の種類は、やわらかくなりやすい乾麺がおすすめです。子ども用の乾麺を使用するのも◎。
蒸し麺は油がコーティングされていることが多いので、調理するときに油抜きをして調理しましょう。
また、焼きそばなどについている調味料は味が濃いので使わずに、赤ちゃん用に味付けするようにしてください。
揚げ麺は油で揚げているため、与えない方がいいでしょう。
調理のポイント
赤ちゃんには乾麺がおすすめ!

生麺は乾麺よりもコシがあるため、赤ちゃんに食べさせるのは乾麺がおすすめです。1歳からOKの赤ちゃん用の中華麺もあるので、そういったものを活用するのも◎。
くたくたに煮てから与えましょう

くたくたにやわらかく煮ると、食べやすくなります。長めに煮ることで塩分も抜くことができます。
味つけが濃くならないように注意しましょう
中華麺を使った料理は味付けが濃くなりがちです。もし与える場合は、味付けの濃さにも気をつけながら与えてください。
蒸し麺は油抜きを
焼きそばは蒸し麺を使用している場合が多く、もし与える場合は、熱湯で茹でるなど油抜きをしてから調理するようにしましょう。
冷凍保存のコツ
調理した中華麺を小分け冷凍

乾麺は長期保存が可能ですが、調理した状態の中華麺も冷凍保存することが可能です。ラップやフリーザーバッグなどに入れて小分け冷凍すると、1回分ですぐ使えるので便利です。
中華麺のやわらかさ・大きさの目安は?
離乳完了期

やわらかく茹でた中華麺を2~3cmほどに刻んだもの。
■監修の先生

山本 理江 先生
管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。
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