【枝豆】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

夏が旬の枝豆。栄養価が高いため、赤ちゃんにも食べさせたい食材ですが、煮てもやわらかくなりにくいため、月齢に合わせた下ごしらえをすることが大切です。ここでは、枝豆の選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食の枝豆はいつから食べさせていい?

離乳初期5~6か月ごろから食べることができます。もし、初期に与える場合は、しっかりと加熱をして薄皮をむき、ポタージュ状にしたものを与えましょう。枝豆は大豆が成熟する前のもの。大豆はアレルギーになりやすい品目の一つに指定されているため、豆腐に慣れたころ、少量から始めましょう。

※枝豆丸ごとは誤嚥の心配があるので、丸ごとは与えないでください。すり潰したり、刻むなど必ず月齢にあわせた形状にしましょう

枝豆の栄養は?

枝豆は野菜の一種ですが、大豆と同じ良質なたんぱく質や必須アミノ酸が豊富に含まれています。また、ビタミンB1、鉄分も豊富。栄養価の高い食材です。

美味しい枝豆の選び方は?

  • できれば枝つきのもの
  • 枝にたくさんさやがついているもの
  • さやの色が緑色のもの
  • 産毛に覆われているもの
  • 適度にふっくらしているもの

調理のポイント

薄皮は取り除きましょう

枝豆の薄皮は消化がしにくく、飲み込みづらいため、薄皮はしっかり取り除きましょう。

たっぷりのお湯で茹でましょう

たっぷりのお湯で茹でましょう。やわらかくなりにくいので、通常より10分以上長めに茹でると◎。大人が食べるときは塩茹でしますが、離乳食で使う場合は塩茹でする必要はありません。

冷凍枝豆は塩抜きをしましょう

冷凍の枝豆は塩分が入っている場合があります。塩味がついていれば、下茹でをして塩抜きを。

さやから豆を出し、薄皮をむいて、たっぷりのお湯で茹でましょう。赤ちゃんに食べさせる前に塩抜きされたか食べてチェックをしてから与えてください。

冷凍保存のコツ

ペーストは製氷皿で冷凍すると便利

初期などで作るペーストは小さじ1づつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

茹でて各時期のサイズにしてから小分け冷凍

離乳食時期のサイズにした枝豆をラップで包むか、フリーザーバッグ、小分け容器などに入れ、小分け冷凍するのが便利です。

各時期別の枝豆のやわらかさ・大きさの目安は?

離乳初期

指でつぶせるくらいやわらかく加熱し、薄皮をとった枝豆を裏ごし、またすりつぶして、水分でかたさを調整し、なめらかなポタージュ状に。

離乳中期

指でつぶせるくらいやわらかく加熱し、薄皮をとった枝豆を、すりつぶすか細かいみじん切りに。水分でかたさ調節を。

離乳後期

指でつぶせるくらいやわらかく加熱し、薄皮をとった枝豆を、みじん切りに。

離乳完了期

指でつぶせるくらいやわらかく加熱し、薄皮をとった枝豆を、粗いみじん切りに。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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