【レタス】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

シャキシャキとした食感とほのかな甘みが特徴のレタス。スープやサラダなど、幅広い料理に活用できる野菜ですが、繊維質なので離乳食として与えるには工夫が必要です。

ここでは、おいしいレタスの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のレタスはいつから食べさせていい?

離乳初期、5~6か月ごろから食べさせることができます。ただ、赤ちゃんがかみ切りにくい食材のため、ほかの野菜に慣れてきてから始めるのがおすすめ。

サニーレタスは、玉レタスよりやわらかく調理しやすいですが、渋みがあるので赤ちゃんの様子をみながら与えてください。

レタスの栄養は?

90%が水分のレタス。免疫力を高めるとされるビタミン類や、貧血の予防に役立つ葉酸が豊富です。また、食物繊維も含まれているため、便通改善の効果も期待できます。

美味しいレタスの選び方は?

  • おしりの切り口が丸く、白いもの。
  • 葉にハリとツヤがあるもの。
  • 持ったときに軽いもの。

調理のポイント

内側のやわらかい葉を使いましょう

外側の葉は繊維質なので、特に離乳初期のころは内側のやわらかい葉先のみを使いましょう。レタス全体を使えるのは、離乳後期ごろから。

繊維を断つように切りましょう

レタスの葉を包丁で切る場合、繊維を断つようにみじん切りにしましょう。そうすることですりつぶしたり裏ごししやすくなりますよ。

離乳期はやわらかく加熱しましょう

大人は生のレタスをサラダなどにして食べますが、レタスの葉は赤ちゃんにとってはかみきりにくいので、離乳期には必ず加熱が必要。

鍋でゆでる際は、指でつぶせるほどやわらかく茹で(時間は10分程度)、その後赤ちゃんの月齢に合わせた大きさにすりつぶしたり刻んだりして食べさせてみましょう。

冷凍保存のコツ

ペーストは製氷皿で冷凍すると便利

初期などで作るペーストは小さじ1ずつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

茹でて各時期のサイズに切ってから小分け冷凍

離乳食の時期に合わせた形状に茹でたレタスをラップに包んで保存したり、フリーザーバッグや小分けできる保存容器に入れて、小分け冷凍すると便利です。

各時期別のレタスのやわらかさ・大きさの目安は?

離乳初期

葉先を10分程度ゆで、すりつぶす。水分を加えてペースト状に。

離乳中期

葉先を10分程度ゆで、粗くすりつぶす。

離乳後期

全体を10分程度ゆで、3~4mmに刻む。

離乳完了期

全体を10分程度ゆで、1cmほどに切ったものを与えましょう。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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