A. 5~9月末までに見学がおすすめ。先生や園の雰囲気、自宅からの距離など、実際に見学に行ってチェックするのがいいでしょう。
ご質問ありがとうございます。
保育園の見学をどうしたらいいのか、初めてのときは悩むポイントかと思います。
妊娠期で外出が難しい場合、お友だちからの情報や、自宅からの距離で選ぶのも選択肢ではあります。
ただ、大切なお子さまを預ける場所ですので、お母さまかお父さまのどちらかでも実際の園の雰囲気を肌で感じられるといいでしょう。
見学の時期や見学の際にぜひ見ていただきたいポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
見学の時期
見学の時期は、4月入園の場合、申込み期間が10月〜11月ごろの保育園が多いため、5月〜9月末までに見学されることをおすすめします。
見学は1年間を通して随時可能です。
ただ、新年度や園行事の多い時期は先生方が対応が難しい場合もあるため、極力避けたほうがいいでしょう。
認可保育園の場合、各市町村の役所で申込みのため、見学は必須ではありません。
また、企業主導型保育園やインターナショナルスクールなどの認可外保育園の場合、直接保育園への申込みとなるため、一度お電話で問い合わせしてみてください。入園に際し、見学が必須の園もあります。
園によって対応が異なる場合がありますので、確認するようにしてください。
見学のおすすめ時間
見学の時間は登園が落ち着く9時〜11時ごろがいいです。
11時以降は昼食、お昼寝、おやつの時間になってしまうため、主活動が行われる時間の方が園の雰囲気が見られると思います。
子どもたちがのびのびと遊ぶ姿や先生方との関係性を見ることができ、お子さまが入園されてからのイメージがつきやすいでしょう。
また、夏祭りや運動会、発表会等の園行事の見学ができる場合は、ぜひ参加をおすすめします。
見学のチェックポイント
見学のときにぜひ見ていただきたいチェックポイントをまとめましたので、保育園見学の参考にしてみてください。
1. 自宅からの距離
送迎は毎日のことです。自宅や職場との距離、交通手段の確認はとても重要です。
2. 問い合わせの際、電話を対応された方の印象
電話は園の事務であったり、主幹の先生が対応することが多く、入園後も保護者さまとは関わることが多いので、チェックすると◎。
3. 園長や職員の雰囲気
先生方の雰囲気を見れば、園の様子が見えたのも同然です。やはり、先生同士が笑顔で関わっている園は、子どもたちに対しての関わり方も同じといえるでしょう。
4. 園舎内の環境
玄関や保育室、トイレ周りの環境はチェックポイントです。乳幼児をお預かりする保育園では、衛生面の掃除が行き届いているか確認するようにしてください。
5. お昼寝の環境
0.1.2歳児にとってお昼寝はとても大切な時間です。どのような環境で寝るのか、安全面の確認、布団は各自で用意するのかなど、聞いておくと安心ですよ。
6. 給食・おやつ・ミルク
自園調理か、外注の給食か確認は大切です。特に離乳食期、アレルギー児は給食の献立を知っておくといいでしょう。
また、ミルクを必要とするお子さまは、園で用意しているミルクなのか各自ミルクを用意するのか園によって異なるため、確認するようにしてください。
7. 園庭やホールの広さ
1歳以上は活発に体を動かせる環境があると遊びの幅も広がるので◎。園庭がない園や、小規模保育園ではお散歩が充実している園も多くあるので、チェックするようにしましょう。
後悔のない園選びのためにぜひ見学へ行ってみましょう
認可保育園の場合、自治体によって提出出来る希望園の数は異なりますが、第1希望の園に決まるとは限りません。
決定通知が届いた園がどこであってもいいように、後悔がないように申請書を出すことが大切です。
大切なお子さまを預ける場所ですので、安心して預けられる園を見つけるために、ぜひ見学に行ってみてくださいね。
■回答してくれたのはこの方■
山之口 彩 先生
保育士、認定産後ドゥーラ。東京と沖縄の2拠点において、子育て支援活動の取り組み、産前産後の母親に寄り添い、家事や育児のサポートを行っている。
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