【オクラ】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

ねばねばとした粘りがおいしいオクラ。夏に旬を迎えて、食欲のないときでもつるつると食べられますよね。スープやサラダ、炒め物などいろいろな調理方法で楽しむことができます。

赤ちゃんも月齢にあわせた下ごしらえをすることで与えることができますよ。ここでは、オクラを与えるときの月齢ごとの形状や調理のポイントなどをご紹介します。

離乳食のオクラはいつから食べさせていい?

オクラはペースト状になりにくいため、モグモグできるようになった離乳中期、7~8か月ごろから食べることができます。赤ちゃんの食べる様子を見ながら始めてみましょう。

オクラの栄養は?

オクラにはβカロテンやカリウム、葉酸などの栄養素が含まれています。

また、オクラのネバネバには水溶性の食物繊維「ペクチン」が含まれ、腸内環境を整える働きがあります。便秘の赤ちゃんにはおすすめの食材のひとつです。

オクラの選び方や注意点は?

  • 緑色が濃いもの
  • 表面の産毛がびっしり生えているもの
  • あまり大きすぎないもの

調理のポイント

産毛を取りましょう

まな板の上にオクラをのせて塩をふり、オクラをこすりつけます。そうすることで表面の産毛を取ることができます。終わったら水できれいに洗い流しましょう。

種を取り除く

ガクをとったオクラを縦半分に切り、種を取り除きます。種は消化に悪く、赤ちゃんにとっては食べづらいため、しっかり取り除くようにしましょう。

すりつぶすなどして与えましょう。

5分ほど茹でてやわらかくしたオクラを、はじめのころはすり潰すなどして細かくして与えましょう。

冷凍保存のコツ

月齢別の大きさにしたオクラを小分け冷凍

月齢別の大きさに調理したオクラを製氷皿や小分けの保存容器などに入れて小分け冷凍すると、1回分ですぐ使えるので便利です。

オクラのやわらかさ・大きさの目安は?

離乳中期

種を取り、茹でて柔らかくしたオクラをすりつぶすか、細かく刻んだもの

離乳後期

種を取り、茹でて柔らかくしたオクラを5~8mmくらいの角切りにしたもの

離乳完了期

茹でて柔らかくし、薄く輪切りにしたもの(種は食べられれば取らなくても◎)


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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