【ひじき】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

海藻のなかでも多くの鉄分や食物繊維を含む、栄養満点なひじき。店頭には「芽ひじき」や「長ひじき」、さらに生タイプや乾燥タイプと、さまざまな種類のひじきが売っていますよね。

ここでは、ひじきの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のひじきはいつから食べさせていい?

ひじきは離乳中期7~8か月ごろから食べることができます。ただし、繊維質なため赤ちゃんが食べづらいことも。細かく刻み、少量ずつ与えていきましょう。

うどんやおやき、ハンバーグなどに混ぜてみるのも◎。

ひじきの栄養は?

ひじきは、海藻類のなかでも鉄分や食物繊維が豊富。また、カルシウムも含まれているので、うまく離乳食に取り入れていきたい食材のひとつです。

ひじきの選び方は?

ひじきの葉部分を使った「芽ひじき(姫ひじき)」のほうが、茎部分を使った「長ひじき(茎ひじき)」よりやわらかく、離乳食向きと言えます。

また、生タイプのひじきとは、乾燥ひじきを水でもどしたものをいい、調理の際水に浸す手間が省けます。 

さらに、加圧加熱殺菌されたドライパックのひじきも、最近では店頭でよく見かけるようになりましたね。こちらも調理時間の短縮に一役買ってくれます。

調理のポイント

乾燥ひじきは30分以上水戻しを

ひじきには、無機ヒ素が含まれています。赤ちゃんが安全に食べられるように、必ず水戻しや水洗いをおこないましょう。

乾燥ひじきは、ボウルに水をはり30分以上水につけて、水戻しします。その際、戻し汁は調理には使わず捨てるようにしましょう。

生タイプのひじきは、よく水洗いをしてからゆでてください。

たっぷりのお湯でゆでこぼしを

水で戻したひじきは多めのお湯でゆでこぼしをしましょう。ゆでこぼしとは、食材をお湯でゆで、そのゆで汁を捨てることをいいます。

その後ゆであがったひじきを流水で洗ってから、各時期の大きさに刻んでいくと◎。

冷凍保存のコツは?

ゆでて細かく刻んだひじきは製氷皿で冷凍するのが便利

中期などで作る細かく刻んだひじきは、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

各時期別のひじきの大きさの目安は?

離乳中期

やわらかくなるまでゆでたひじきを細かくみじん切りにしたもの。

離乳後期

やわらかくなるまでゆでたひじきを5mm程度の大きさに刻んだもの。

離乳完了期

やわらかくなるまでゆでたひじきを、長いものは1cm程度に切り与えましょう。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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