離乳食づくりに役立つ!調理器具&食事グッズ

裏ごしをしたり細かく切ったり…なにかと手間暇かかる離乳食。そこで、あると便利な調理器具や食事グッズをご紹介していきます。毎日の離乳食時間、道具をうまく活用して楽しい時間にしていきましょう。

離乳食づくりに便利な基本の調理器具8つ

ここでは、あると便利な基本の調理器具を8つをご紹介していきます。

1.小鍋

赤ちゃんが食べる量は少量です。12〜16cmほどの小鍋は、離乳食用の野菜を煮たりおかゆをつくったりするのにおすすめ。

2.ミニフライパン

少量を調理するのに使いやすいです。大人と同じものを取り分けて、赤ちゃん用の味付けにするときにも便利。

3.裏ごし器

やわらかく茹でた野菜などをペースト状にします。量が少ない離乳初期に重宝します。離乳食用の裏ごし器でなくても、小さいザルであればどれでもOKです。

4.おろし器

野菜や果物、高野豆腐などの乾物をすりおろすときに使います。

5.すり鉢

魚やお肉、野菜などをすりつぶします。細かくつぶしたり、粗くつぶしたりと微調整できるので月齢に合わせて形状を変えることも。

6.計量スプーン

赤ちゃんに与える食材の正確な量を量ることができます。基本は小さじ1(5ml)からですが、すべての食材が小さじ1からというわけではありません。アレルギーの心配がある食材は少量から与えるなど、与える量を確認しながら慎重に進めましょう。

7.キッチンスケール

食材などを計るのに使います。離乳食の量が増えてきたときに便利です。

8.ハンドプロセッサー

短時間で食材を細かく刻んでポタージュ状にします。離乳食調理の時短にもなり、まとめてつくりたいときにもおすすめです。

ほかにこんな調理器具も…

基本の調理器具のほかに離乳食が進んできたころに使えるこんなグッズも。忙しいときなど調理の時短にもなりますよ。

1.はさみ

麺類や野菜などを切るときに使います。小型のものは外出先にも持っていけるので、おでかけのときも安心です。

2.フードプロセッサー

離乳中期ごろからのみじん切りが簡単にできます。紐をひくだけで簡単にみじん切りができるタイプもあります。

離乳食を冷凍保存したいときに便利な調理グッズ

毎食、離乳食をつくるのは大変ですよね。そんなときは一度につくって冷凍保存がおすすめ。ここでは便利な冷凍保存グッズをご紹介します。

1.製氷皿

区切りがついているのでだしなどの汁物やおかゆ、野菜のペーストなどを小分けにして冷凍保存できます。特に離乳初期を中心に活躍。

2.小分け保存容器

ひとつずつ冷凍保存できる小分けの保存容器は、食べる量が増えたころから活躍する便利グッズ。おかゆ、軟飯、おかず、スープなどいろいろな離乳食を保存できます。そのまま電子レンジで解凍できるものも。

3.ラップ

つくった離乳食や食材を包んで冷凍保存します。

4.フリーザーバッグ

ラップに包んだ離乳食をフリーザーバッグに入れて保存したり、果物や野菜のペーストをフリーザーバッグに薄く広げて入れ、すじ目をつけて冷凍保存したりする方法も。

5.シリコンカップ

つくった離乳食をそのまま入れて冷凍保存し、カップのまま電子レンジで解凍できます。離乳食が終わってからもお弁当で使えるので長い期間重宝します。

離乳食を食べさせるときに役立つ食事グッズ

赤ちゃんに離乳食を食べさせるとき、どんなものを使って食べさせたらいいか悩みますよね。よく使うのがスプーン、食器、エプロンです。こうした食事で使うグッズは赤ちゃんの成長によって、選ぶ種類も変わります。

ここでは、どんなものを使ったらいいかポイントをいくつかご紹介。成長にあったグッズを活用すると、赤ちゃんも食べやすくなって毎日の食事が楽しくなりますよ。

1.スプーン

離乳初期、中期ごろはパパ・ママに食べさせてもらう時期です。柄が長く、すくう部分が小さく深さが浅いもの、赤ちゃんの口に入りやすいものを選びましょう。

離乳後期ごろは食べる量が増えてくるのにあわせて深さのあるものを。赤ちゃんによっては手づかみ食べをする子もいるので、赤ちゃんが自分でスプーンを持つ場合は柄が短いものを選びましょう。

柄の長いものは喉をつく可能性があるため避けてください。また、持ち手が太いものは赤ちゃんも持ちやすいですよ。

2.食器

離乳初期から中期ごろは、ペースト状のものや汁ものが多いので深さのある食器がおすすめ。

後期になると手づかみ食べする子もいるので、ひっくり返りにくい平らな食器を。また、おかずとごはんを一緒に盛り付けできるプレートも便利です。

素材は落としても割れにくい強化磁器やメラニン・プラスチックなどがおすすめ。裏面に滑り止め加工がしてあるものが使いやすく赤ちゃんも食べやすいですよ。

3.エプロン

離乳初期は食べる量が少なく食べこぼれもあまりないので、スタイタイプや布製のスタイでも十分です。

離乳中期以降、食べる量も増えてきたらポケットつきのシリコン素材のエプロンが便利です。食べこぼしたものもキャッチしてくれるので、後片付けの手間が省けます。

シリコン素材やビニール素材は洗いやすいのでお手入れも簡単。また、スモックタイプのエプロンも腕や洋服の汚れをガードしてくれるのでおすすめです。

毎日の離乳食、道具をうまく活用しましょう

離乳食でよく使う便利な調理器具や食事グッズの一部をご紹介してきました。ほかにもいろいろな便利グッズが販売されています。自分に合ったグッズを見つけるのもいいかもしれません。

ひと手間かかる離乳食、毎日つくるのは大変です。特に初期のころは裏ごしをしたりと何かと気をつかうことも多いですよね。そんなときはぜひ道具をうまく活用してみてください。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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