裏起毛の服がNGなのはなぜ?保育園での服装の基本ルールとは
この春から保育園入園が決まったみなさんは、今まさに洋服や小物など保育園の準備に大忙し!ですよね。
入園のしおりや準備物リストに書かれている注意事項を読んで、少し疑問に感じた経験はありませんか?
服装の注意事項に「裏起毛は着せないで」とありました。家ではよく裏起毛の服を着せているのですが、なぜ保育園ではNGなのでしょうか?
今まで着せていた服が保育園では好ましくないと言われると、なんだか不安になってしまいますよね。
家で過ごすときとは違った活動をすることも多い保育園。登園の際や着替え用に準備する服には、いくつかルールがあります。
保育園での服装は、
- 動きやすい
- 着脱しやすい
- 危険がない
ものを着せるのが基本とされています。
保育園での生活を安心安全なものにするために、以上の項目に配慮した服を準備しましょう。
この基本ルールを踏まえたうえで、裏起毛の服がなぜNGなのか、その理由を解説していきたいと思います。
室内では暑すぎる
まず、裏起毛の服は「部屋のなかでは暑い」点が挙げられます。
暖房の効いた保育園の室内では、たとえ真冬でも裏起毛の服では汗をかいてしまうことも。
特に、家の中とは違って、保育園では暖かい室内で体操したり走り回ったり…わりとしっかりした運動をする機会が多めです。
体温調節が苦手な赤ちゃんには、薄手の服を重ね着させ、そのときによって1枚着たり脱いだりすることで調節してあげるのが◎。
汗を吸収しない
裏起毛は汗を吸収しない素材です。
結果、汗で濡れた状態になった服を着ていることによって、体を冷やしてしまうケースも考えられます。
身体を温めるために裏起毛の服を着せているのに、これでは本末転倒ですよね。
もこもこして動きづらい
裏起毛は厚手のものが多く、小さい子どもには動きづらく感じることもあるようです。
わが子には、保育園でのびのびと活動してほしいものですよね。
動きやすく、運動の邪魔をしない素材や大きさの服を用意してあげましょう。
ほかにもあった!保育園でNGとされる服装
裏起毛のほかにも、保育園で好ましくないとされる服装がいくつかあります。
保育園によりルールはそれぞれなので、詳しくは入園が決まった保育園に確認が必要ですが、どんな服装は控えた方がいいのか例を挙げていきたいと思います。
フード
フード付きの服をNGとしている保育園は多いです。
お友達にフードや紐を引っ張られたり、外へお散歩に行った際、走り回ってフードがどこかに引っかかると首がしまってしまう危険性があるからです。
パーカーなどは休日に使ったり、アウターはフードが取り外し可能なものもあるので、保育園では外した状態で使うようにしましょう。
ボタンやリボン付きの服
ボタンやリボンがついた服も、特に低年齢クラスでは避けたほうが無難。
誤って取れたボタンを誤飲してしまったり、リボンが首にからまったりするととても危険だからです。
また、保育園で特にNGとされていなくても、ボタンのついた服を着るときはボタンが取れかかっていないかチェックしたり、リボンも長めのものは着せないなどの配慮が必要。
スカート・ワンピース
保育園によっては、スカートやワンピースなどをNGにしているところもあります。
多くの保育園では、のびのびと元気に動き回れるようにズボンを推奨しています。
スカートにスパッツやレギンスをはかせるのはアリですか?
スカートやワンピースは、特に戸外での活動のとき、風でめくれてしまったりして自由に動きにくくなるので禁止している保育園が多いです。
できればズボンのほうが動きやすく活動はしやすそうですが、レギンスをはいたらスカートをOKにしている保育園もありますので、詳しくはそれぞれの園に確認してみてくださいね。
保育園での基本コーディネートを月齢&季節別に紹介
実際の保育園での服装はどんなものがいいか知りたいです!
保育園での服装の基本を、月齢別に紹介していきたいと思います。
お住まいの地域の気候や保育園の方針により、コーディネート例は変わってきますので、あくまで参考程度にチェックしてみてくださいね。
0歳児は肌着+ロンパースやカバーオール
0歳児は、肌着に着脱しやすいロンパースやカバーオールを合わせるのが◎。暑い時期は肌着としても使えるロンパースのみでもいいかもしれません。
ロンパースには前開きタイプやかぶせるタイプがあり、保育園によって指定されるケースも。
そもそもロンパースをNGとしている保育園もあるので、詳しくは保育園に確認してから準備しましょう。
季節別コーディネートはこちら。
- 春・秋→半袖肌着(短肌着やコンビ肌着)+長袖ロンパース
- 夏→半袖ロンパース
- 冬→長袖肌着+長袖ロンパース
また、1歳を過ぎたあたりからセパレートタイプの服を勧められる場合も。
ロンパースをいつまで着せられるかは、こちらの記事で詳しく解説していますので要チェックです!
1歳児はTシャツやロンTに長ズボン
1歳児は、肌着にTシャツやロンT、七分丈や長ズボンといったシンプルコーデがおすすめ。
肌着は動きやすいようにタンクトップや半袖肌着を多めに用意し、冬でもあまり厚手のものは着せず、ストレッチ素材など動きやすさを重視した服装を心がけましょう。
また、まだ歩行が安定せず転ぶことが多い時期なので、半ズボンよりは膝下を隠してくれる長ズボンのほうが安心です。
- 春・秋→半袖肌着+ロンT+長ズボン
- 夏→タンクトップ肌着+Tシャツ+七分丈ズボン
- 冬→半袖もしくは長袖肌着+ロンTもしくはトレーナー+長ズボン
2歳児~は半ズボンも◎
2歳児のコーディネートは基本的には1歳児のときとあまり変わりませんが、活動量が増え転ぶ危険性も減ってくるので半ズボンがOKになる保育園も。
また、2歳を過ぎるとトイレトレーニングが始まったり運動量が増えたりします。
フィット感を大事にしつつ、着脱しやすい服装が安心安全と言えるでしょう。
- 春・秋→半袖肌着+ロンT+長ズボン
- 夏→タンクトップ肌着+Tシャツ+半ズボン
- 冬→半袖もしくは長袖肌着+ロンTもしくはトレーナー+長ズボン
ルールを守って保育園でのコーディネートを楽しもう
保育園での服装は、細かいルールがあって少し窮屈に感じるかもしれませんが、子どもの安全な生活に欠かせないものなので、しっかりと確認して準備を進めましょう。
もちろん、決まったルールのなかでもかわいらしいコーディネートは可能!
ぜひ、保育園コーデを楽しんでみてくださいね。
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