【豚肉】離乳食の下ごしらえ｜栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

鶏肉や牛肉の後にスタートできるのが豚肉。たんぱく質などの栄養も豊富、料理のバリエーションもさまざまな豚肉は、離乳食作りの強い味方です。

ここでは、豚肉の選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食の豚肉はいつから食べさせていい？

豚肉を食べることができるのは9～10か月ごろから。鶏肉、牛肉に慣れてから始めましょう。

脂肪分が多い食材なので、できるだけ脂身の少ない部位を選んで。合いびき肉は1歳以降からOKですが、こちらも赤身が多いものを使ってください。

また、豚肉は表示が推奨されているアレルギー表示推奨品目に指定されています。初めて食べるときは少量からスタートして、様子を見ながら与えましょう。

豚肉は良質なたんぱく質のほか、ビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1には疲労回復、糖質の代謝を上げる効果があるといわれているので、赤ちゃんのスタミナ源としてぴったりな食材。

ぜひ、離乳食後期からメニューに取り入れてみてください。

もも、ヒレ、ロースなど脂身が少ない部位を選びましょう。脂身が多い豚肉は赤ちゃんの胃腸に負担となるため、なるべく赤身のものを。脂身がある場合は脂を取り除いて与えます。

豚ひき肉もなるべく赤身のものを使いましょう。

豚肉は、調理前にお湯で下ゆでしましょう。そうすることで余分な脂が抜け、赤ちゃんが消化しやすくなります。

また、ゆでる過程で出るアクにも脂肪が含まれているので、しっかり取り除くと◎。

片栗粉を豚肉に薄くつけてから加熱するとかたくならずに調理できます。赤ちゃんが食べにくそうなときは、とろみをつけたり、スープやおかゆに混ぜて食べさせてください。

豚ひき肉は脂が多いので、離乳期はゆでるか、お湯をかけて油を抜きましょう。

使う分をラップに包んで、フリーザーバッグに入れたり、保存容器に入れるなどして小分けに冷凍するのが便利です。

脂を取り除いて加熱し、3～4mmに刻んで。とろみをつけたり、おかゆに混ぜて与えて。

脂を取り除いて加熱し、5mm～1cmに刻んで。食べづらそうならとろみをつけて与えましょう。

■監修の先生

山本理江やまもと　まさえ先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食～幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。