【スイカ】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

夏といえばスイカ!夏の風物詩ですよね。90%以上が水分なので、水分補給にもぴったり。シャクシャクとした食感とみずみずしさがおいしいスイカですが、赤ちゃんに初めて与えるときはしっかりと下ごしらえをしてから与えましょう。

ここでは、スイカの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のスイカはいつから食べさせていい?

スイカは離乳初期5~6か月ごろから食べることができます。もし初期に与えるときは野菜に慣れたころに始めてみましょう。加熱をしたスイカを少量からスタートします。

中期以降、加熱したスイカに食べ慣れたら、生のスイカにもチャレンジしてみましょう。ただし、生のスイカを初めて与えるときも少量から始めるようにしてください。

水分が多いため、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあるので、与える量には注意しましょう。

スイカの栄養は?

スイカのおよそ90%は水分ですが、色々な栄養素が含まれています。リコピンの含有量がトマトの1.5倍と多く、塩分を排出する作用があるカリウムのほか、ビタミンCやビタミンAなどのミネラルも含まれています。

スイカの選び方は?

  • スイカの縞模様が濃くはっきりしているもの
  • ずっしりと重みがあるもの
  • ツルのつけ根がくぼんでいて、まわりが盛り上がっているもの

カットスイカの場合

  • 果肉がきれいな赤色で、種が黒いもの
  • 果肉の赤色と皮の白色の境目がはっきりしているもの

調理のポイント

種をきれいに取り除きましょう

種はスプーンなどで丁寧に取り除きましょう。皮の近くは甘みが少ないため、離乳食で与えるときは、中心の赤い部分を与えると◎。

すりおろしてから裏ごしをすると◎

種を取り除いたスイカをすりおろし器などですりおろして、赤ちゃんが食べやすいようにしましょう。さらに裏ごし器を使って裏ごしをするとなめらかになって飲み込みやすくなりますよ。様子を見てとろみをつけると、さらにのどごしが良くなります。

食べ慣れるまでは加熱をしましょう

衛生面やアレルギーの心配から、食べ慣れるまでは加熱をして与えると安心です。耐熱容器に月齢に合わせた形状のスイカを入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで加熱します。

冷凍保存のコツは?

ペーストは製氷皿で冷凍すると便利

初期などで作るペーストは小さじ1ずつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

各時期別のスイカの大きさの目安は?

離乳初期

種を取ったスイカをすりおろし、裏ごしをして加熱。なめらかな形状にして与えましょう。赤ちゃんの様子を見て、飲み込みづらそうな場合はとろみづけをしてください。はじめのころは果汁を湯冷ましで薄めたものでも◎。

離乳中期

種を取ったスイカをすりつぶしたもの。はじめのころは加熱をして、食べ慣れてきたら生のスイカにしても◎。ただし、生ではじめて与える場合は少量からスタートしてください。

離乳後期

種をとったスイカを5mm角に切ったもの。

離乳完了期

種をとったスイカを1cm角に切ったもの。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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