【しらす】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

初期から与えられる貴重なたんぱく源。そのまままるごと食べられ、身もやわらかいため、離乳食で大活躍する食材です。

ただ、塩分が含まれているので、与えるときは塩抜きはしっかりしましょう。ここでは、しらすの選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のしらすはいつから食べさせていい?

しらすは5~6か月ごろから食べることができます。離乳食を始めて、野菜や卵など他の食材に慣れてきたころから始めましょう。

しらすはそのものでアレルギーになることはほぼありません。ただ、一緒に入ってしまうエビ・カニなどでアレルギー症状を引き起こしてしまう心配があるので、食べさせるときは注意して与えましょう。

しらすの栄養は?

しらすにはたんぱく質のほか、骨や歯をつくるために必要なカルシウム、カルシウムの吸収を促すビタミンDが豊富に含まれています。

しらすの選び方は?

  • 白くツヤとハリがあるもの
  • 小さいもの
  • 大きさがそろっているもの

調理のポイント

塩抜きをしっかりしましょう

■お湯で塩抜きする場合

しらすを熱湯に5分ほど浸して塩抜きをします。

■電子レンジで塩抜きする場合

耐熱容器にしらすとしらすが浸るくらいの水を入れてラップをかけます。600Wで30秒ほど加熱して塩抜きします。

初期のころは湯冷ましなどをくわえてなめらかに

初期のころは湯冷ましやだし汁などでのばして与えましょう。おかゆに混ぜてあげるのもおすすめです。

しらす独特のつぶつぶした舌ざわりが苦手な子は裏ごししてなめらかにすると食べやすくなります。

冷凍保存のコツ

初期のころは製氷皿に入れて冷凍保存

初期などで作るペーストは小さじ1ずつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

製氷皿や保存容器のにおい移りが気になる人は、凍ったらフリーザーバッグに移して保存するとにおい移りを防げます。

時期別のサイズにしたしらすを小分け冷凍

しらすを塩抜きをして、離乳食時期のサイズごとにをラップで包むか、フリーザーバッグ、小分け容器などに入れ、小分け冷凍するのが便利です。

各時期別のしらすの大きさの目安は?

離乳食初期

塩抜きしたしらすを裏ごしかすりつぶします。湯冷ましなどでのばしてペースト状にします。

離乳食中期

塩抜きしたしらすをみじん切りにしましょう。

離乳食後期

塩抜きしたしらすをそのまま与えられますが、大きいものは刻みましょう。

離乳食完了期

塩抜きしたしらすをそのまま与えます。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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