【わかめ】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説の下ごしらえ

お味噌汁の具材の定番「わかめ」。塩蔵わかめ、生わかめ、乾燥わかめなど種類もさまざま。わかめは繊維質なので、赤ちゃんにとってはかみ切りにくい食材です。

赤ちゃんに与えるときは調理のポイントをしっかりおさえて、月齢にあわせた形状で与えましょう。

ここでは、わかめの選び方や、おいしく調理するコツ、保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食のわかめはいつから食べさせていい?

わかめは離乳中期、7~8か月ごろから食べることができます。ただ、繊維質で食べにくいため、やわらかく煮て刻んだものを与えてください。焦らず赤ちゃんのペースで進めましょう。

わかめの栄養は?

カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維の中でも水溶性食物繊維を多く含んでいるため、便をやわらかくし、スムーズに排出する働きがあります。食べ過ぎには注意しましょう。

おいしいわかめの選び方は?

わかめには塩蔵わかめ、乾燥わかめ、生わかめ、茎わかめなど、さまざまな種類があります。生わかめが一番やわらかくなりやすいため、離乳食におすすめです。

ただ、手に入らないときは、年中手に入る乾燥わかめを使うのが◎。また、茎わかめはかたいため、離乳食期に食べさせるのはおすすめしません。

塩蔵わかめは塩分が強いので、もし使う場合は塩抜きをしてから食べさせるようにしてください。

調理のポイント

生わかめは茎を切って使いましょう

生わかめを使う場合は、しっかり洗って汚れを落とし、茎の部分はかたいため、茎を切って使ってください。やわらかくなるまで煮て、すりつぶす、または細かく刻んだものを与えます。

手軽な乾燥わかめがおすすめ

乾燥わかめは年中手に入るため、使いやすくておすすめです。水で乾燥わかめをもどしたあと、10分ほど茹でてやわらかくなったわかめを月齢別の形状にして与えましょう。

長めの時間茹でましょう

わかめは繊維質で赤ちゃんにとっては食べづらいため、大人が思っているより長めに茹でるとやわらかくなり食べやすくなります。

冷凍保存のコツ

月齢別に調理したわかめを小分け冷凍

わかめは少量を与えることが多いので、月齢別にあわせた調理方法で調理したわかめを製氷皿やフリーザーバッグに入れて小分け冷凍すると、1回分ですぐ使えるので便利です。

各時期別のわかめのやわらかさ・大きさの目安は?

離乳中期

やわらかく煮て、すりつぶすか、細かく刻んだもの。

離乳後期

やわらかく煮て、粗いみじん切りに。

離乳完了期

やわらかく煮て5~8mmほどに刻んだもの。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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