離乳食凍らせるともっと便利に!フリージング(冷凍保存)のコツやおすすめグッズを紹介

ママやパパは、赤ちゃんが生まれてから育児に家事にと日々忙しく過ごしているのではないでしょうか。

やっと「ちょっとまとまった時間眠れるかな…」というタイミングで始まる離乳食作り。

毎日キッチンに立ってあれこれ調理するのは、大人の食事を作るより意外と手間や時間がかかります。

今回は、離乳食を凍らせて保存する「フリージング離乳食」について、上手に冷凍保存するポイントやおすすめグッズを紹介します。

離乳食づくりを楽しく便利にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

また、はらぺこベビーではフリージング離乳食の3日間献立を紹介しています!

見たまま作れる便利なコンテンツなので、ぜひチェックしてみてください^^

離乳食を凍らせる「フリージング離乳食」の4つのポイント

離乳食を冷凍保存する上で注意するべきポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.食材が新鮮なうちに、多くても1週間で使い切れる量を作る

消化機能がまだまだ未発達な赤ちゃんのために、食材は新鮮なうちに調理するのが◎。鮮度が落ちると衛生面だけでなく味も落ちるので、できるだけ買ってから日の浅いうちに調理しましょう。

また、冷凍しても劣化は進むので、冷凍保存したものは1週間で使い切るように。

最初は赤ちゃんが食べる分量が分からず、作りすぎちゃったり足りなかったり…なんてこともあるかもしれません。

でも大丈夫。慣れてくると、徐々に自分の赤ちゃんに合った1週間分の目安がつかめてくるはずです。

もちろん、必ず1週間分の量を作りおきしなくてはならないわけではありません。それぞれのライフバランスに合った量を調理・冷凍していきましょう。

2.小分け冷凍で冷凍時間と解凍時間を短縮!

1週間分の離乳食を作ったら、すぐに食べない分はそのままではなく”小分け冷凍”が便利です。

まとまった量だと、冷凍するのも解凍するのも時間がかかってしまいますよね。それに、一度解凍したものを再冷凍するのは、品質が劣化してしまうのでおすすめできません。

1回分を小分けにして冷凍すると、解凍も早く離乳食の調理時間の短縮になりますよ。

3.食べさせる時は再加熱する

冷凍した離乳食は、しっかり加熱して解凍させましょう。大切な赤ちゃんが口にするものです。加熱殺菌したものを、安全に食べさせてあげたいですよね。

4.調理器具は清潔にする

食品についた細菌は、冷凍しても死滅するわけではないんです。できるだけ清潔な状態で保存しておきたいもの。

下ごしらえのときは、手や調理器具をよく洗って、衛生的な環境で調理していきましょう

さらに、まな板、包丁、スポンジを熱湯消毒するとばっちりです。

離乳食を凍らせるアイテムの選び方と使い方

離乳食を冷凍保存するときに便利なアイテム、特にここでは保存容器について、食材・用途別にみていきましょう。

製氷皿

特に離乳初期は、どの食材もポタージュ状の液体に近いかたさにすることがほとんど。そこで活躍するのが製氷皿です。液体状の離乳食も簡単に小分けして冷凍できちゃうすぐれものなんです。

離乳食用製氷皿といってもさまざまな種類がありますが、薄くてやわらかいブロックトレーは、粘りがあって出しにくいおかゆやうどんなどもするっと押し出せるのでおすすめ。1回分のおかゆや野菜がそのまま保存できますよ。

冷凍する場合は、解凍する際に水分が蒸発するので、食べさせる量よりも少し多めに小分けで冷凍し、しっかり加熱解凍してから改めて分量を計ってあげるとよいでしょう。

ラップ

逆に、固形のものであればどんな食材も包めるラップ。離乳食が進んだあとに作る肉や魚を使ったおかずや、裏ごしではなく細かく刻んだ野菜などの保存にぴったりですね。

少量の食材を包むなら、1回分をはかって保存すると、離乳食の調理時間の短縮になりますよ。

フリーザーバッグ

製氷皿で保存するのは便利ですが、1週間分作っておくとなると、それだけで冷凍庫がパンパンに…なんてことも。そんなとき活躍するのがフリーザーバッグです。

離乳食初期のおかゆなどをフリーザーバッグに入れ、平らにならしてから菜箸などで筋をつけておくと、使うときに1回分を割って解凍できます。

また、最初に製氷皿で冷凍し、凍った食材を取り出し、フリーザーバッグの中へ入れておいても◎。劣化も防げますし、調理した日付も書いておけるので出し忘れてしまう心配もありません。

刻み野菜やひき肉などは、平たくして冷凍しておくと使うときもみほぐすことでバラバラになるので、包丁を使わなくていいので便利です。

小分け保存容器

離乳食後期になり、赤ちゃんの食べる量が増えてきたら、小分け容器の出番です。

容量120~130mlで、電子レンジ加熱OKのものが便利。1回分の離乳食を保存して、そのまま加熱して解凍することができます。

シリコンカップ

耐冷&耐熱性にすぐれたシリコンカップは、冷凍して容器のまま電子レンジに入れられます。

凍ったものを自然解凍で安全に食べられる食材に限りますが、大きくなったら、そのままお弁当箱に入れて外出先で食べられるのも便利ですね。

主に離乳後期、ある程度のかたさのある食材を保存するときに使います。100円ショップなどでも手軽に手に入れることができるので、必要な時期になったら買いそろえてもいいかもしれませんね。

凍らせた離乳食を電子レンジで解凍する3つのポイント

つづいては、解凍するときに役立つポイントを紹介していきます。

これで離乳食の冷凍保存はばっちりマスター!毎日の手間を省いて、離乳食作りをちょっとでもラクしちゃいましょう。

1.食材が凍ったまま加熱する

ひとくちに解凍といっても、流水につけたり、フライパンで焼いたり、方法はさまざまですよね。

離乳食に関しては、ずばり、電子レンジでの解凍がおすすめ。自然解凍だと水っぽくなってしまったり、うまみが落ちることも…そもそも、育児に忙しいママやパパは、その時間がもったいない!ですよね。

離乳食用の冷凍食材は、少量なので凍ったまま電子レンジでチンするのが一気に解凍・加熱できるのでラクチン

2.粘度のある食材は水を足してやわらかく

電子レンジでの解凍は便利ですが、ひとつ難点が。電子レンジで加熱すると、食材の水分が奪われ、ぱさぱさした食感になりやすいのです。まだ噛む力が弱い赤ちゃんには、舌触りのよいものを食べさせてあげたいもの。

粘度のある食材は、加熱前に少し水を加えることで、しっとりとした仕上がりになりますよ。

食材に合わせて、だし、牛乳、トマトなどの水分の多い食材を混ぜてもOK。やわらかくなるだけじゃなく、栄養も摂れて一石二鳥ですね。

3.混ぜて様子を見ながら全体がアツアツになるまで加熱する

電子レンジで加熱したら、できあがりを確認してみてください。ムラなく均一に熱が通っていれば問題ないのですが、加熱時間によっては、表面はアツアツでも中はまだ冷たいままだった、なんてことも。

そんなときは、加熱中に何度か取り出してみたうえで食材をよく混ぜて、まんべんなく全体がアツアツになるまで再度加熱してみましょう。

フリージング離乳食が、毎日の離乳食を救う!

冷凍保存したものを赤ちゃんにあげることに、抵抗があるママやパパもいるかもしれません。

「できれば作りたてを温かいうちに食べさせてあげたい」と思う親心も、よく分かります。

しかし、毎日育児に追われているママやパパにとって、冷凍保存は離乳食作りの救世主。正しい方法を知っておけば、安心して赤ちゃんに与えられますよ。

基本の冷凍保存&解凍のポイントを押さえて、ぜひこれからの離乳食作りに役立ててみてください。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。