【白身魚(鯛・かれい・ひらめ)】離乳食の下ごしらえ|栄養や選び方、調理のポイントなど詳しく解説

豆腐に慣れてきたら白身魚も始めてみましょう。最初は脂が少ない鯛やかれい、ひらめなどからスタートします。

消化吸収もよく離乳食初期から赤ちゃんが食べられる貴重なたんぱく源です。ここでは、白身魚の選び方や、おいしく調理するコツや保存方法、月齢別の形状を紹介します。

離乳食の白身魚はいつから食べさせていい?

白身魚は5~6か月ごろから食べることができます。豆腐や野菜など、ほかの食材に慣れてきたら始めてみましょう。タラはアレルギーの心配があるため、初期には食べさせないでください。

白身魚の栄養は?

高たんぱくで脂肪が少なく、低カロリー。胃の負担が少ないので赤ちゃんが初めて食べる魚に向いています。また、魚の種類によっても違いますが、ビタミンB群などのビタミンも豊富に含まれています。

白身魚の選び方は?

干物などの加工されたものは塩分が多いので、離乳食に使う魚は生のものにしましょう。

切り身のものは身に透明感があり、ハリがあるものを選びましょう。また鯛は血合いの色が鮮やかなものが新鮮です。

調理のポイント

皮と骨はしっかり取り除きましょう

白身魚を加熱し、皮と骨をしっかり取り除きましょう。

食べさせる前にも骨がないか確認してから与えると安心です。刺身は皮や骨を取り除かずに調理でき、簡単でおすすめですよ。

片栗粉をまぶして茹でると身もしっとり

片栗粉を魚にまぶしてから茹でるとパサつきがおさえられて身がしっとりします。

とろみをつけてあげましょう

白身魚はそのままだとパサパサして赤ちゃんも飲み込みづらいので、だし汁などでのばしたり、とろみをつけて与えましょう。

水溶き片栗粉でとろみをつけたり、おかゆなど他の食材に混ぜてあげるのも◎

冷凍保存のコツ

初期のころは製氷皿に入れて冷凍保存

初期などで作るペーストは小さじずつなど1回量をはかって、製氷皿に入れて冷凍保存すると便利です。

におい移りが気になる人は、凍ったらフリーザーバッグに移して保存するとにおい移りを防げます。

ゆでて各時期のサイズに切ってから小分け冷凍

離乳食時期のサイズに加熱調理した白身魚をラップで包むか、フリーザーバッグ、小分け容器などに入れ、小分け冷凍するのが便利です。

各時期別の白身魚の大きさの目安は?

離乳食初期

加熱した白身魚をなめらかになるまですりつぶし、とろみをつけて与えます。

離乳食中期

加熱した白身魚をすりつぶして、とろみをつけて与えます。

離乳食後期

加熱した白身魚を粗くほぐしましょう。

離乳食完了期

加熱した白身魚を1cmほどの大きさに切ります。


■監修の先生

管理栄養士山本さん

山本 理江 やまもと まさえ 先生

管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。


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