子どもに手洗いを教えるのって、意外と難しいと感じませんか?ママやパパがいくら声をかけても、なかなか習慣にならないこともありますよね。
でも、手洗いは病気を防ぐ大事な習慣。だからこそ、楽しく自然に身につけさせてあげたいものです。
この記事では、子どもの年齢に合わせた手洗いの仕方や、無理なく習慣化するための工夫を紹介します。親子で笑顔になれる手洗いタイムのヒントを見つけてくださいね。
子どもの手洗いはいつから必要?

赤ちゃんの手洗い習慣は、11か月〜1歳ごろから始める家庭が多いようです。免疫が少しずつ弱まったり、行動範囲が広がったりすることで、手を清潔に保つ意識が必要になる時期といえるかもしれません。無理のない範囲で少しずつ慣れさせましょう。
0歳から手洗いを始められる

0歳の赤ちゃんから、手洗いの習慣は少しずつ始められます。まずは濡れたタオルで手をやさしく拭くことからスタートしましょう。
帰宅後や食事前、トイレの後など、タイミングを決めて拭くと自然と習慣づいてきます。「ばい菌さんをやっつけようね」「手がきれいになって気持ちいいね」など、楽しい声かけもポイントです。
まだ立てない時期は無理せず、赤ちゃんのペースに合わせてOK。生活リズムに取り入れることで、手洗いが当たり前になっていきますよ。
赤ちゃんの肌に優しい石けんで洗う

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、手洗いに使う石けん選びも大切です。低刺激で無添加のベビー用石けんを選ぶと安心ですよ。
泡タイプなら洗いやすく、時短にもつながって◎。手を洗うときはゴシゴシせず、泡をなじませるように優しく洗ってあげましょう。「ふわふわ気持ちいいね」と声をかけると、赤ちゃんもリラックスしやすくなりますよ。
【0歳〜3歳】年齢別!手洗いの仕方

子どもの成長に合わせて、手洗いの関わり方も少しずつ変わってきます。ここでは、0歳・1歳・2〜3歳の年齢ごとに、手洗いのポイントやちょっとしたサポートのコツを紹介しますね。
0歳

0歳のうちは、「気持ちいい」「なんだか嫌だな」といった感覚を少しずつ育てていく時期です。「手がベタベタして気持ち悪いね、拭こうね」など、感じたことをやさしく言葉にしてあげましょう。
濡れタオルで手を拭くことから始めると◎。食事前に手を拭くなど、日常の中で自然に取り入れるのがポイントです。「いただきますの前に手をきれいにしようね」と習慣化することで、清潔が気持ちいいことだと少しずつ覚えていきますよ。
1歳

1歳になると、歩けるようになって行動範囲がぐっと広がります。洗面所に踏み台を置いて、自分で手を洗う体験を始めてみましょう。とはいえ、最初は「二人羽織スタイル」でママやパパが後ろから手を添えてあげるのが安心です。
1歳のころはまねっこが大好きなので、「一緒に手を洗おうね」と声をかけて、親子で楽しく取り組んでみてくださいね。「きれいになると気持ちいいね」などの声かけも、手洗いが楽しい習慣になるきっかけになりますよ。
2~3歳

2〜3歳になると、少しずつ手洗いの動作を自分でできるようになってきますよ。最初は、水で手をぬらし、石けんを泡立てて、手のひらや手の甲をこすって洗います。次に、指の間や爪、手首まで丁寧に洗い、泡を流して清潔なタオルで拭きましょう。
「次はここを洗ってみようか」と声をかけながら、楽しく進めるのがポイントです。毎日の中に手洗いを取り入れていくことで、自分から進んでできるようになる姿が見えてくるかも!
子どもの手洗いを習慣化させる4つの工夫

手洗いを「自分からやりたくなること」に変えていくためには、ちょっとした工夫がポイントです。ここでは、親子で楽しみながら習慣化できる4つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
とにかく褒める

子どもが手を洗えたときは、まずはしっかり褒めてあげましょう。「えらいね!」「ピカピカになったね!」など、ちょっとオーバーなくらいでも大丈夫ですよ。
褒められると、手を洗うことがうれしい体験として心に残り、「またやってみよう」という気持ちにつながります。「できたね!」と笑顔で声をかけるだけでも、子どもにとっては大きな自信になりますよ。小さな一歩でも見逃さずに、できたタイミングを大切にしていきましょう。
手洗いがスムーズにできる環境を整える

手洗いを習慣化するには、「やりやすい環境」を整えることも大事なポイントです。洗面台が高すぎると子どもは手が届かないので、踏み台を用意して自分で立てるようにすると◎。
タオルや石けんも、子どもが手に取りやすい位置に置いておくとスムーズです。泡タイプの石けんなら、押すだけで楽に使えるのでおすすめですよ。

手洗いが楽しくなるアイテムを取り入れる

手洗いがちょっと面倒に感じる子には、楽しくなるアイテムを取り入れてみましょう。たとえば、キャラクター付きの泡ハンドソープなどは、子どもの興味を引きやすいアイテムです。
かわいいタオルやお気に入りのコップを使うのも効果的ですよ。「いいにおいー!」とうれしそうに手を洗ってくれたら、もうそれだけで十分な一歩!遊び感覚で取り組めるような工夫を、日常に少しずつ取り入れてみてくださいね。

ママとパパと一緒に洗う

家族と一緒に手を洗うことで、手洗いが楽しい時間として感じられるようになります。まずはママやパパがお手本になって、「一緒にやってみよう!」と声をかけてみましょう。
手洗いの時間に好きな歌を歌うのもおすすめです。リズムに乗せることで、自然と時間をかけて丁寧に洗えるようになりますよ。日常のなかで笑いながら手を洗う時間が増えていくと、それが少しずつ習慣になっていきます。
手洗いを習慣化するためにできる工夫を実践しよう
年齢ごとの手洗いの仕方や習慣にするための工夫を紹介しました。手洗いを習慣にするには、年齢に合った関わり方と、ちょっとした工夫の積み重ねが大切です。
褒めたり、一緒に歌ったり、環境を整えることで、少しずつ「手を洗うのが当たり前」の流れができていきますよ。親子で楽しみながら取り組むことで、無理なく続けましょう。
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