ツルツル食べられるそうめんは、赤ちゃんに人気の食材のひとつです。塩分を比較的多く含むので、ゆでた後はよく水洗いして塩分を落としましょう。
ここでは、調理のポイントや保存方法、月齢別の形状を紹介します。
離乳食のそうめんはいつから食べさせていい?
そうめんを食べさせることができるのはおかゆに慣れてきた6か月ごろから。小麦アレルギーなどの心配があるため、初めて食べさせるときには赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ与えましょう。
そうめんの栄養は?
エネルギー源となる糖質(デンプン質)が主成分です。塩分を含んでいるものが多いので、ゆでたあとはよく塩抜きしてからあげましょう。
そうめんの選び方は?
そうめんには塩分が多く含まれているものが多いので、できれば無塩のそうめんを選びましょう。赤ちゃん用に無塩で短くカットされたそうめんも販売されていますよ。
調理のポイント
小さく折ってからゆでる
そうめんは、ゆでる前に赤ちゃんの食べやすい大きさに折ってからゆでると、ゆでたあとに包丁やまな板を使わなくていいので◎。
一般的なそうめんには塩分が含まれているので、離乳食にする場合はゆでたあとにしっかり水洗いをして塩抜きをしましょう。
ビニール袋の中でそうめんを折ると片付け&保存が楽ちん!
ゆでる前のそうめんをビニール袋などに入れて、ビニール袋の上からポキポキ折ったり、めん棒で叩いたりして細かくします。こうすると麺が飛び散らず、簡単に小さくできますよ。
ゆで時間は表示時間の倍
そうめんをゆでるときには表示時間の倍(おとなが1~2分なら、離乳食は2~4分)ゆでるとやわらかくなります。
冷凍保存のコツ
しっかり水気を切ってから冷凍する
水分が多く残っていると、冷凍、解凍、調理した時に味や食感が落ちる原因になってしまいます。そうめんがつぶれない程度に、しっかり水気を切ってから冷凍してください。
やわらかくゆでてから1食分を小分け冷凍
1回量ずつ小分けにして冷凍することで、使いたい分だけを解凍できて便利。解凍後に分量を量る手間が省けて調理が楽なうえ、使い切れずに余ってしまうことも防げます。
各時期別のそうめんのやわらかさ・大きさの目安は?
離乳食初期
やわらかくゆでたあと、なめらかにすりつぶして、湯冷ましなどを加えてとろとろに。小麦アレルギーの心配があるので、初期後半(6か月以降)から様子を見ながら少しずつ与えましょう。
離乳食中期
2mm大に刻み、指で軽く力を入れてつぶれるくらいやわらかくゆでる。
離乳食後期
1cmほどの長さに切り、指で軽く力を入れてつぶれるくらいやわらかくゆでる。
離乳食完了期
2〜3cmほどの長さに切り、指で力を入れてつぶれるくらいやわらかくゆでたものを与えましょう。
■監修の先生
山本 理江 先生
管理栄養士・フードコーディネーター。乳幼児健診での食事指導や離乳食~幼児食教室に携わる。食育講演、子育てに関する講演および料理教室なども行っている。
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